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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

739適当:2013/04/20(土) 15:15:52 ID:eUXtx3Qk
『フッフッフ、どうだ宿主(ぬし)よ?』
“すごいな…。”
『フハハハハ!!さて、宿主(ぬし)よ東を見よ。はるか東にある、大きな力を。』

“東?”俺は、声の主に従い右方向へ目を向けた。すると、声の主の言った通り、遠くに一番大きな魂と、一番大きな力を持つ者が、地面よりも高い位置に存在していた。“あっ!!あれが、じいさん。木の上から狙っていたのか!!”声の主は、俺に次の指示を出して来たが、俺は言われずとも、決闘で用いる武器から放たれる弾丸が確実に当たる場所まで距離を詰めた。慎重に、慎重に…。決闘相手に感ずかれたなら、先に撃たれるのは俺であろう。俺は、上に銃口を向けなければならないのに対し、決闘相手は木の上にいるので、そのまま俺の方へ銃口を向けただけで、俺よりも一早く銃弾を当てる事が出来る。故に、俺は駆け出して一気に距離を縮めず、距離を縮めては地面に伏せて体勢を低くし、また距離を縮めては地面に伏せて…。という作業を繰り返し、ついに先程よりも近い距離まで近寄る事が出来た。“じいさん、覚悟しろ。もう終わりだ。”終わらせると言っても、闘いを終わらせるだけで、決闘相手の命を奪うという事では無い。俺は、立ち上がって決闘で用いる武器についているスコープを覗き、一番大きな魂かつ力を持つ者の下方へ標準を合わせ、引き金を引いた。大きな銃声が森に響き渡り、俺の放った銃弾が当たったせいか、一番大きな魂かつ力を持つ者の魂が少し減っている事が確認出来た。俺は、決闘相手に本当に銃弾が当たったのかどうかを確認するべく、声の主へ“もういいぞ。この目を解除(と)いてくれないか?”と要求し、自分の目に映る光景が元に戻り始めた所で、腕時計のベルト部分へ目を向けた。

【A BLEED】
「や…やったぁー!!勝ったぞー!!」

ついに、長き闘いに終止符を打つ悲願のメッセージが、アルファベットとなって表示されているのを確認する事が出来て、俺は辺りの生き物に歓喜の声を聞かせ、両手を上げて、子供のように勝利した事の嬉しさを現実(おもて)に出してしまっていた。“やった…。勝った!!”と、もう一度現実に声を出そうとした時、俺は突然姿を消され、その場から離れた。


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