したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

738適当:2013/04/20(土) 15:13:03 ID:eUXtx3Qk
“どうにか、出来るのか?”
『無論。そして、愚問。』
“はぁ〜あ、大した自信だな。”
『当然の事よ。我には、いつでも宿主(ぬし)の相手が見えておるわ。』

“え?あのじいさんの位置がわかる!?”声の主の言葉を耳に入れ、俺ははしゃいで喜び、地面に置いた決闘で用いる武器を持ち、いつの間にか立ち上がっていた。声の主は、俺の態度の急変ぶりがよほどおかしかったのか、大声で笑い出した。その後すぐに、笑いを収め、俺へ要求を行って来た。

“フッフッフ…まぁ、よい。宿主(ぬし)よ、これから我に少しだけ意識を貸してもらうぞ?”
「ああ。悪さをしなければいいぞ。」
“では、目を閉じよ。心を無心にせよ。”

俺は、声の主の指示を受けて、“わかった。”と返事を返し、声の主に従い目を閉じた。声の主は、俺が目を閉じると、俺の頭の中に“雷神眼(らいじんがん)!!”と声を響かせた。その後、俺に“目を開けよ。”と指示を行って来たので、声の主に従い目を開けた。すると、驚愕の光景が広がっていた。俺の目に映ったのは、大自然の風景では無く、生き物一匹、一匹が持つ、魂と力の大きさが具現化されたものであった。俺の近くには、とても小さな魂と弱い力を持つ…おそらく虫であろう。虫達が散在していた。そして、少し遠くには、虫よりも少し大きな魂と、虫よりも強い力を持つ者が群れをなしていた。これはおそらく川に住む魚であろう。この光景は、南の小川方面から感じ取る事が出来た。上を見回すと、大きな魂と強い力を持つ者を、複数確認する事が出来た。虫よりも、魚よりも大きな魂。虫よりも、魚よりも強い力。おそらく、木の上を住処(すみか)とする鳥獣(鳥型のポケモン)達であろう。“俺の近くには、こんなに生き物がいたのか…。”じっくり、それぞれの生き物が放つ匂いを感じ取れば位置まで特定出来たかもしれないが、声の主の能力のおかげで、多くの生き物の存在に気付いたという事は、匂いを感じ取る程の余裕なんて無かったのだろう。俺は、声の主の能力に、自分がどれほど焦っていたかを思い知らされていた。声の主は、笑って俺に感想を訊ねて来た。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板