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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
717
:
適当
:2013/04/20(土) 13:58:46 ID:eUXtx3Qk
「ええ!?ピカチュウさん、魔法使いだったんですかぁ!?」
「違う。落ち着け。ソルの言った事は、ウソだ。俺は、魔法使いなんかじゃ…」
「ああ〜!!だから、昨日の“バーン!!”って大きな音が出る道具を持っていたんですね?もしかして…、昨日から背中につけていた長い棒は杖ですか?」
“はぁ…。こ、コイツらぁぁぁ!!”彼もまた、彼女と同様の意見を言い、更にとんでもない質問を行って来た。俺は、自分が伝えた内容が全て否定され、勘違いされた事に腹を立て、彼へ怒号を放とうとしたが、彼がふざけているようには、見えない。彼は、自分の中の疑問を解決したくて、俺へ質問をしているだけであろう。俺は、一瞬で“もしも、自分が彼の立場だったら”という事を考え、彼へ怒号を放つ事をやめ、また、彼女もいるので、彼女に話した内容を嘘にせず、彼の質問に答えた。
「レオ、あれは刀といって、敵を倒す為の道具。杖なんかじゃない。」
「かたな…。敵を倒す為の道具…ですか?」
「へぇ〜!!凄いですねぇ〜!!ピカチュウさん、敵なしじゃないですかぁ!!」
「あ、ああ。そうだな。」
彼が素直に驚き、俺をほめたたえている事に、俺はうなずくしか出来なかった。本当は、遠い敵を“倒す”のでは無く、遠い敵を“殺す”が正しい。だが、俺が正直に、“昨日見せた武器は殺す道具だ”と言うと、彼は悲しんでしまうだろう。彼が、はしゃいでいる姿を崩す事など、俺には到底出来なかったのである。彼は、はしゃぎつつも俺に新たな要求を行って来た。
「あはは、ピカチュウさんちょっとお願いがあるんですけど…。」
「お願い?何だ、それは?」
俺が、彼へ訊き返すと彼は、よっぽど俺に聞き入れられて欲しかったのか、相手が雄であるにもかかわらず、俺に甘えるような目を向け、要求の内容を語った。
「背中を洗ってくれませんか?」
「え?君、そこにソルがいるのだから、ソルにやってもらえばいいじゃないか。」
「ピカチュウさんじゃなきゃダメなんです!!」
「は?」
“あれ?コイツ、もしかして同性愛者(ホモ)だったのか?”彼は、“俺でなくてもいいだろう。”と俺に反論されるも、俺に強く要求して来た。俺は、彼の意図がわからず、彼へ訊ね返し、自分の頭(なか)で彼の仮説を打ち立てた。彼女は、俺が抱く疑問を汲(く)み取ったかのように、彼へ好奇の目を向け、彼へ訊ねた。
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