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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

701適当:2013/04/20(土) 12:55:01 ID:eUXtx3Qk
“な、なんだ?”俺は、恐る恐る後ろへ振り返った。すると、昨日生きる為に殺した茶色の毛皮を持つ兎(うさぎ)である彼女がいた。彼女は、後ずさりで距離を取ろうとする俺の動きを止め、阻止した。“くっ…動けん!!これは…金縛りか!?”俺は、突然体が動かなくなった事に慌てふためき、体中の至る所に力を入れたが、全く動かす事は出来なかった。三方から詰め寄る彼女達は、動けなくなった俺を見て足を止め、それぞれ攻撃態勢を取った。【氾濫】の間の番人と【零下】の間の番人は口を開け、後者は白色の光を口の中に溜め、徐々に口からは冷気を漏らし始めた。“まさか、ハイドロカノンと絶対零度か!?”俺は、彼女達が今まさに行おうとしている攻撃に恐れを抱き、表情をこわばらせた。“うぅ…ど、どうする?”俺は、絶望を味わいつつも、自分に恨みを抱く他の二匹にも目を向けた。目を向けると、【若葉】の間の番人は、頭についている葉を光らせ、【雷神】の間の番人は、うつむいて頭の位置を少し下げていた。“これはリーフブレードとミサイル針!!くっ…くそ!!動け!!動けぇ!!”俺は、他の二匹の動きを見て、更に絶望に襲われ、渾身の力を振り絞って体を動かそうとしたが、一向に体は動かせないでいた。“や、やめてくれぇぇぇ!!殺さないでくれ!!”俺は、恐怖のあまりに彼女達の行動に抑止をかけられず、ただ首を左右に振り拒絶の意志を示す事しか出来なくなっていた。だが、彼女達は俺の意志を受け取る事なく、確実に俺を殺そうとそれぞれ力を溜めていた。そして最後に、俺を怯(おび)えさせる一言を、背後にとりつくウサギの彼女が、俺の耳元でささやいて来た。

『お前も、死ね…。』

ウサギの彼女の声が、発射の合図となってしまったのか、彼女が言い終えると、彼女達は溜めていた力を一斉に解き放ち、それぞれ、弾丸のような水、白色の冷気を帯びた弾丸、緑色の大きな刃物、機関銃を撃つように、鋭い針を飛ばして来た。徐々に、彼女達が放った攻撃が、俺の元に距離を詰めてくる様を見て、俺は思わず叫び出した。

「う…うわぁぁぁぁぁぁ!!」


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