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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

698適当:2013/04/20(土) 12:45:32 ID:eUXtx3Qk
「殺してない。サン、君ならわかってくれるハズだ。俺は、そういう雄じゃないって事を、君はよく知っているだろう?」
「僕に、キスをしてくれたから?」
「それも然り、君の出した条件で勝負した事も然りだ。俺が、本当にヒドい雄なら…」
「サンちゃん、騙されちゃダメよ。」

“は!?まさか…”俺の左方から更に新たな声が耳に入った。左方から聞こえて来た声も聞き覚えのある声であったので、俺は急いで声のする方へ目を向けた。目を向けた先には、【氾濫】の間の番人でありシャーズという名を持つ、青色の軍服を着たシャワーズがいた。彼女は、俺を不安にさせるような悪意のある笑みを向け、彼女達の気持ちへ共感するように、怒りの表情を浮かべ、彼女達へ真実を暴き出した。

「サンちゃん、フィア、それからシーア。よく聞きなさい。この雄は、雌を手玉に取って、自分の有利に事を進める雄よ。現に、女の子のウサギも殺している。生きる為とはいえ、フィアやシーアに似ているウサギを殺す事にも躊躇(ちゅうちょ)しないわ。だったら、“フィアを殺す事に何も感じていない。”と言えるんじゃないかしら?フィアから情報を聞き出せて“良かった。”としか思ってないわ。」

“そんなワケ無い。ウサギは、生きていく為に仕方が無かった。殺す事に何も感じていないワケないじゃないか!!”俺は、彼女の言い分を強く否定した。

「シャーズ、君まで何を言っている!?どうしたら、そんな考えが思いつくんだ!!」
「ふふふ。坊や、あなたはこの施設に無理矢理閉じこめられたのよ?あなたは、こう考えたハズ。“早くここから脱出したい”と。ここから脱出(で)るには、各番人が持っているバッチが必要。そのバッチを一番効率良く得る為には、番人の情報が必要不可欠。フィアが、お喋りという性格を利用して、フィアを手玉に取ってフィアに喋らせた。」
「そんな事は考えていない!!」
「いいえ!!アナタは、私からも情報を聞き出した。喋ってはいけない情報も。アナタは、本当は“自分が有利になる為ならなんだってする。”そういう雄なのよ。優しさは、相手の信用を得る為。いいえ、言い間違えたわ。相手を“信用させる”為。」


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