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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

690適当:2013/04/20(土) 11:51:31 ID:eUXtx3Qk
「す…すごいです!!ピカチュウさん、これって“バーン!!”って大きな音が出るんですね!!」
「お、驚いた…。こんな大きな音が出る物は、生まれて初めて見た…。」

彼女が、感想をつぶやき終えた後、彼は上を向いて何かを考える仕草を行い始めた。“どうしたんだ?”俺は、彼の行動に疑問が思い浮かび、彼へ訊ねた。

「レオ、どうしたんだ?」
「う〜ん…、何かどっかで聞いた音と、似ているんですよねぇ〜。」
「え?レオ、初めてではないのか?」

彼女は、彼の発言に少々驚き、彼へ訊き返した。彼はうなずき、俺には相槌を打たせるように、彼女には伝えるように話した。

「ピカチュウさん、あの時に聞こえた音と似ていませんか?ほら、ピカチュウさんと師匠が言い争っている時。」
「レオ、君は覚えていてくれたんだな?」
「はい。師匠は、もしかしたらピカチュウさんと言い争っていたので、音を聞き逃しちゃったんだと思います。師匠も、本当は聞いているハズなんです。結構大きな音ですから。」
「大きな音なら、私も聞いているハズだろう?なんで、そんな事が言える?私の警戒心の強さは、君も知っているはずだぞ?」
「へ?う〜ん…。どういえば、いいんですかねぇ…。」

“なる程、意識にあるかないか、か。”彼女の反論を受けて、彼は頭を悩ませ、困惑した表情を浮かべていた。俺は、彼の言いたい事を推測し、彼の代弁を引き受けた。

「ソル、どんなに警戒心が強いヤツでも、意識するか、しないかで大きく変わってくるんだ。」
「意識…するかしないか?」
「ああ。俺と言い争っている時は、脳…いや、君に体の動きを命令する部分は、俺の声だけに意識を集中するように、君の聴覚(みみ)に働きかけるんだ。と、わかりやすく言っても、俺はこれ位しか言えない。これで、わからなければすまない。」

“都会の言葉を使わずに、説明するのはなかなか難しいな。”俺は、途中言葉を詰まらせつつも、彼女へ説明し終え、“伝わらなければすまない。”と謝罪した。彼女は、意外にもあっさり理解し、うなずいて、俺に確認を取って来た。


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