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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

689適当:2013/04/20(土) 11:47:24 ID:eUXtx3Qk
「お前は、なんで眠らされたんだ?」
「それが、あのじいさんの攻撃だからだ。」
「ジュカインの…おじいさんの?」
「ああ。ヤツは、どこかに隠れながら俺を探し、俺を見つけては眠らせる。これは、ジュカインの技じゃない。あのじいさんが、俺と似たような形の武器を使って、睡眠作用のある針を飛ばして、俺に命中させた。俺が、君達と話している途中で寝てしまったのは、そのせいだ。」
「で?その似たような形の武器っていうのは?」

彼女に訊ねられたので、俺は、刀のヒモを緩(ゆる)めて、決闘に用いる黒と茶がベースの狙撃銃を地面に置き、彼と彼女へ“こいつだ。”と提示した。彼と彼女は、俺の決闘に用いる武器をまじまじと観察していた。彼は、観察し続けていたが、彼女は俺の方へ顔を向け、俺が提示して来た物が何であるかを訊ねて来た。

「変な形をしているな。お前、これは何をする物なんだ?」
「言い方は悪いが、俺が持っているのは殺す武器だ。」
「殺す?どうやって?これが、岩のように固いとするなら、殴ってか?」
「いや、そんな使い方はしない。言うよりも、やってみた方が早いな。見ていろ。」

俺は、彼女の推測に否定の意思を示し、決闘で用いる武器を月の方へ向け、引き金を引いた。引き金を引いた途端、大きな銃声が、洞窟の内と外に響き渡った。彼と彼女は、銃声を聞くと、“うわぁ!!”と驚きを示す声を上げ、腰を抜かしてひっくり返ってしまっていた。“まぁ、無理もない。森で生きて来たレオ達は、こんな武器があるなんて知らないだろう。”彼と彼女があまりに驚き、腰を抜かした様を見ても、俺は笑いもせず、心の中で、彼と彼女が示した反応の理由を理解していた。彼と彼女は、俺が決闘で用いる武器を刀のヒモで前に結びつけると、立ち上がり、前者は興奮し、後者はただ驚くという反応を示し、俺へ感想をぶつけて来た。


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