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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

686適当:2013/04/20(土) 11:33:07 ID:eUXtx3Qk
彼に理由を訊ねられたので、俺は彼達が採って来た木の実が食べられない理由を話した。

「マズいからだ。」
「マズい?どれが、ですか?」
「青色のヤツと、緑色のヤツだ。」
「オレンの実もですか?」
「ああ。俺には、とても…。」

俺は、申し訳なさそうな表情を浮かべて、彼の質問に答え終えた。彼の質問に答え終えた途端、彼と彼女が、突然吹き出すように笑い出し、それぞれ俺の理由を否定して来た。

「ぷっ…あっはっはっは!!お前バカか?チーゴは、わかる。だけど、オレンがマズいワケないだろう?」
「そうですよぉ!!あっ…はっは。ごめんなさい。笑っちゃいけないと思いますが、ピカチュウさんがポケモンの常識を知らない…ってなると、なんだかおかしくなってしまって。」

は?はぁ!?俺は、何かおかしい事を言ったか!?“俺は、彼と彼女の言い分に、不快感を覚える前に、彼と彼女が示した反応を見て驚き、何が何だかわからず頭を混乱させられていた。俺が驚き、何も言い返せない様を気づかったのか、彼は笑いを止め、俺に提案して来た。

「あはは…。大丈夫ですよ。何で、オレンが美味しくないって思ったかは知りませんが、食べてみて下さい。」

彼の言葉を受け取った後、俺は青色の木の実を拾い、提示しながら彼へ訊き返した。

「コイツを?」
「はい。たぶん…、師匠はどうかわからないですけど、この中で一番美味しいと思います。」
「まぁ…そこまで言うなら、君の言うとおりにしよう。」

俺は、彼の言葉を信じ、彼と彼女が見守る(というよりは、彼女はどこかバカにしているようにも見えるが…。)中、青色の木の実を小さく一口かじった。“うっ…ここでもこんなマズい物を食べなきゃならないのか…。”と青色の木の実をかじった後は、すぐに嫌悪の感情が押し寄せるかと思ったが、意外にも、嫌悪の感情どころか、驚愕の感情が押し寄せて来た。嫌悪ではなく、驚愕の感情が押し寄せた理由(ワケ)は、青色の木の実が自分が考えている味よりも、はるかに美味であったからである。“え?ええ!?これ…こんなに美味かったのか!?”俺は、彼と彼女に心の中の言葉も伝えるように驚き、目を見開いて感想をつぶやいてしまっていた。


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