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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

685適当:2013/04/20(土) 11:28:48 ID:eUXtx3Qk
彼が持ち込んだ物は、青色のミカンのような木の実に、緑色のイチゴのような木の実、洋梨(ようなし)のような色をした、黄色の木の実に、前述の赤色の木の実であった。“うわ…、まさかこれは…。”青色の木の実と緑色の木の実に目を向けた途端、俺は監禁部屋である真っ白の空間で出された、形容し難い味の悪魔のドリンクを思い出し、俺は拒絶する表情を浮かべ、彼と彼女が先に木の実を食べている中、一匹木の実には手をつけずにいた。“はぁ…、もう狩猟(と)ってくるしかないか。”俺は口に入れる事が出来ない木の実がある事に、ため息をつき、その場で立ち上がり、洞窟から出て、自分の分を調達しようと行動を起こそうとした。だが、俺が立ち上がった時、彼女が不思議そうな表情を見せ、俺へ質問をぶつけて来た。

「おい、お前どこに行く?もう、遅いぞ。」
「どこって…、決まっているじゃないか。食べる物を探しに行くんだ。」

俺の理由を聞き入れた彼女は、俺を睨みつけ、怒った表情で俺に訊き返して来た。

「私の採って来た木の実が“食べられない。”とでも?」
「あ、ああ。すまないが、俺は君達と食べて来た物が違う。だから…」
「行くな。これが、今日の“私達”の夕食だ。私とレオと…お前の分だぞ?三匹分を二匹で食べられると思っているのか?」

“くっ…聞き分けのない雌(ヤツ)め。だが、俺はコイツに助けてもらったんだ。断れない。”彼女は、俺の行動に抑止をかけ、俺に“用意した分は、私達では食べきれない。”と言い放って来た。俺は、彼女の言葉を受けても、彼女を無視して行動を起こそうと考えたが、良心が芽生えて来たので、どうする事も出来ず、その場に腰を下ろし、青色と緑色の木の実を、嫌悪の表情で見つめていた。彼は、自分達が食事を進める中、俺の、自分達が取って来た木の実に、一向に手をつけない様を見て、俺に質問を行って来た。

「どうしたんですか?お腹空いてないんですか?」
「空いている。」
「じゃあ、食べましょうよぉ!!師匠の言うとおり、俺と師匠だけでは食べ切れません。採って来た木の実は、何日も持ちません。もったいないじゃないですかぁ!!」
「わかっている。木の実は、枝から離れると、冷やすしか保存状態を延ばす事は出来ない。ここで言うなら、冬でしかそんな事は出来ない。だが、俺にはどうしても食べられない理由があるんだ。」
「理由?何ですか?」


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