したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

683適当:2013/04/20(土) 11:18:57 ID:eUXtx3Qk
「わかった、言ってやる。カッコイイぞ。」

彼は、俺の感想を耳に入れた途端、素直に喜び、訊き返して来た。

「本当ですかぁ!?」
「そんなに嬉しいのか?」
「もちろんですよ!!雄ですから!!」
「あっはっは、そうか。これなら、ソルも君にメロメロじゃないか?」
「えええええ!?そんなに、ですかぁ!!ふふふ、わかりました。師匠が帰って来たらやってみます。」

俺は、彼から嬉しい表情を浮かべている理由を聞いて、笑って納得し、彼を喜ばせるような推測を言い放った。すると、彼は始めは驚き、後から何かを企むような、悪タイプらしい笑みを浮かべて、俺の言い分を受け入れた。“ふふ、コイツといると楽しいな。なんか、まるで監禁されて、闘わされているように思えないな。”俺は、彼と話す内に、監禁される以前の、誰かと会話し、誰かと行動を共にするという久しぶりの感覚を味わっていた。彼の言葉を聞き終えた後、俺は彼の後方から徐々に、不思議な匂いを持つ者の存在を感じ始めた。彼もまた、俺と同じ“鼻が利く”という技能を持っていたので、鼻を動かし匂いの方向へは、振りかえらずに、“あっ、師匠が帰って来ましたね。”と一言、俺に告げた。不思議な匂いを持つ者の姿が、俺と彼、両者に見えるようになった時、彼は不思議な匂いを持つ者である彼女へ、眉間にシワを寄せて、目を鋭くし、俺の先程の推測を試した。

「実に、おもしろい。やってみよう。」

彼の表情を見た、不思議な匂いを持つ者である彼女は、くわえていた二つの青色の木の実を落とし、その場に座り込んで、開けた口を前足でおおう、雌らしい仕草を見せ、おもむろに彼へ行動の理由を訊ねた。

「あっ…、レオ、どうしたんだ急に?」

彼は、彼女の表情を堪能(たんのう)し終え、元の優しい笑みを浮かべて、彼女へ感想を訊ねて来た。

「何でもないですよ。ただ、やってみただけです。どうですか?」
「…え?カ…カッコイイ…。」

彼女は、ぼそりとつぶやくように、彼へ感想を告げた。彼は、彼女の感想を耳に入れ、俺の方へ顔を向け、“やりましたね!!ピカチュウさんの言った通りです!!と喜び、嬉しそうな表情を浮かべた。彼の言葉を聞いた彼女は、恥ずかしさの為か、ほんの少し頬(ほほ)を赤く染めて、俺へ彼に見せた表情と彼に伝えた感想の内容を取り消すように言い放って来た。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板