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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
671
:
適当
:2013/04/19(金) 21:23:44 ID:g4r8f.Hg
ソルちゃんの言葉通りに、小僧は自己紹介をし、この森へ来た目的を話す。
“俺は、仁。この森へは、とあるじいさんと闘う為に来たんだ。”
“おじいさんですか?”
“ああ。姿はジュカイン。ジュカインの肌の色よりも濃い緑の服を着けている。”
“そのおじいさんと闘っているですかぁ!!それは、大変ですねぇ〜。”
“ああ。常にどこにいるのかわからないからな。”そうだ、君、見かけなかったか?”
小僧の質問に、レオ君は首を右、左交互に振って、“そんな雄(かた)は見かけませんでした。”と答えおった。それは、そうじゃ。ワシは、森中の誰(ポケモン)にも気づかれないような行動を心掛けておるからのう。気づくのは、森の動物だけじゃ。ワシは、ポケモンが巣を作るような木もその近くの木も、移動手段には使わん。じゃが、ソルちゃんは、小僧の話を聞いて“もしや…”と思っておる顔をしておるのう。ソルちゃん秘密じゃぞ?ワシと約束したじゃろう?知ってるなんて言ってはいかんぞ?ワシとソルちゃんは、小僧がこの森に来る前に、一度会っておる。たしか、今から5日前位じゃったかのう。ワシは、その時、“ワシの事を知っていると、ここへ来る白い格好のピカチュウの小僧にも、レオ君にも聞かせるな。”と忠告し、伝えてはいけない理由も話したからのう。口の堅そうなソルちゃんを、ワシは信じておるぞ?とソルちゃんの口止めを願っておると、ソルちゃんはワシの願い通りに、知らないフリをする。
“いや、私もレオもそのおじいさんは、見た事が無い。”
“そうか。まぁ、当然だ。誰に、姿を見せるようなヤツじゃない。ヤツは、隠れる事にかけても天才だ。う〜ん、どうやって見つけたらいいか…。”
その後、小僧はあごに手を当てて、考え始めた。レオ君は、そんな小僧の困ったという様子を放っておけなかったんじゃろう。レオ君は、小僧に笑いかけ、小僧へ言う。
“だったら、僕達協力しましょうか?”
“え?いいのか?”
“もちろんですよ!!俺と師匠は、困っている生き物を放ってはおけないんです。ね?師匠。”
レオ君は、ソルちゃんへ訊くが、ソルちゃんはすぐにうなずかず、首を傾げて小僧を見続けている。小僧は、ソルちゃんを説得する。
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