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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

644適当:2013/04/19(金) 19:21:11 ID:g4r8f.Hg
狙撃対決にする事で、俺にも勝てる要素を持たせてあげる事が出来る。もちろん、自分が得意な狙撃対決に変更する事で。と彼が勝負内容を変更した理由が考えられるのである。彼の望みは、本気で闘って俺に負ける事。自分が苦手な勝負では、本気なんて出しても、勝負する意味が無い。なぜなら、彼の望みの中の本気とは、自分の力を出し切る事だからである。自分の力を出し切るには、自分が得意な勝負にしなければ、自分の望みなんてとうに叶わない。彼は、きっとこう考えているのだろう。“死ぬ前に、心踊るような面白い勝負がしたい。”と。接近戦では、俺が弱すぎるので自分が確実に勝ってしまう。当然、つまらない勝負にしかならない。だが、狙撃対決は見つけるか、見つけられるかという、力が無くても、頭を使えば、勝てる勝負なので、狙撃のプロの自分でも、相手を見つけられず、相手に見つかって、撃たれれば、負ける。確実には勝てない勝負になるので、いつ倒されるかわからないという面白さを彼は、実感しているのであろう。彼が、狙撃対決にしたのは、これだけが理由とは限らないし、これは、あくまで俺の考察であるからだ。話が大分それてしまったが、以上に述べた理由で彼が狙撃対決が得意だろうと考え、彼が隙を見せた俺を撃ち逃す程のしょっぱい腕を持つ者とは思えないと、俺は考えたのである。理由を説明した所で、話を現実に戻す事にしよう。俺は、彼に“まんまと乗せられてしまった”と考え、今後の作戦をたてる為に、決闘で用いる武器を肩にもたれさせ、地図を開いた。

「う〜ん、今は東の森か。南…へ向かって見るか?」

俺は、予測した現在地へ指を置き、左ナナメ下へ指をスライドさせるも、“本当に、取りに行っていいのだろうか。”という事を考えていた。この狙撃対決の提案者は、彼。地図を作ったのも、道具の配置も彼は既(すで)に知っている。であるならば、どういう事が言えるか。彼は、俺の移動時間まで計算に入れて、俺が大体どこにいるかを割り出して、俺の行く先で待ち伏せをする可能性が限りなく高いのである。この森を決闘場所に選ぶからには、当然彼はこの森を知り尽くしている。俺は、この森を知らない。この森を知らない者が、この森を知り尽くす者の作戦に踊らされ、喰われてしまうのは、当然の理とも言える。


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