したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

637適当:2013/04/19(金) 18:49:03 ID:g4r8f.Hg
“ショーン・ジョージア様。”
“なんじゃ?”
“大変、申し訳にくい事があります。”

今、ワシの目の前には、白衣を来たネイティオがおる。医者というヤツじゃ。彼は、ワシに悲しげな顔を向け、ワシへ謝った。ワシは、彼に“なぜ、そんな悲しい顔をしているのか”を訊ねる。

“ネオ医師、そんな暗い顔をしてどうしたんじゃ?”
“実は…。”
“ほうほう。”

彼は、ワシに質問されて、重い顔で口を開いた。ワシが、うなずき彼の発言を許すと、彼はワシに予期せぬ事を告げた。

“私は、エスパータイプです。私共の種族、ネイティオは特に未来が見通せるのです。”
“ほ〜う、そうか。”
“私は、医者。医師としてのアナタを診(み)た結果でも、予言獣(ポケモン)としてアナタの未来見通しても言える事があります。あなたの余命は、残り1ヶ月です。”

ワシは、彼の言葉を聞いて、目線を下に落とし、ただ黙っているしか無かった。“余命、1ヶ月。白血球腐敗病によるものか…の。”ワシは、自分に許された時間が少ない原因を静かに理解していた。彼は、ワシが何も言い返して来ない事を気の毒に思っておったのか、ワシを気づかう。

“ショーン様、申し訳ありません。私共医師は、手を尽くしたのですが…。本当に力になれなくて申し訳ありません。”
“いいんじゃよ。ワシは気にしておらん。”

ワシがそう言っても、彼は重苦しい表情を和らげるどころか、涙を流し、涙声で頭を下げる。

“いえ!!これは、私共医師の力の無さが…現代医療の進歩の無さが、アナタ様を救えない原因です!!本当に、ぐっす…申し訳ありません!!アナタ様は、まだ若いのに、私共医師の力が無いせいで、あまりにも短過ぎる期間で死んでしまうなんて…。”
“顔を上げてくれんか。”
“ぐっす…はい。”

彼は、ワシの返事を受けて、頭を下げ、涙を流した顔をワシへ見せた。ワシは、彼の肩に手を置いて、彼へ微笑みかけ、彼をなだめ、自分の運命を悟る。

“ネオ医師、君は悪くない。最善を尽くしたんじゃ。ワシは、死ぬのは仕方が無いと思っておる。少し、ワシの話を聞いてくれんかの?
“すん…えっ?”
“そうすれば、君も、ワシが後1ヶ月後に死なねばならん事がわかるじゃろう。”

彼は、胸のポケットからハンカチを取り出し、涙を拭いて、静かにうなずいた。ワシは、彼へ過去を語る。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板