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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
636
:
適当 635ミス
:2013/04/19(金) 18:45:41 ID:g4r8f.Hg
「小僧、残念だったのぅ。その山小屋は人間用じゃ。お前さんは、窓しか小屋の行き来は出来ん。」
窓、窓といってもあの山小屋には2つの窓があるんじゃ。1つは、今ワシが銃口を向けている所、もう1つは、物がごちゃごちゃした部屋だったかのう。その部屋の窓に行けない事は無いが、物であふれかえっていて窓を見つけにくいじゃろう。指向性マイクをその部屋に置かずに、ワシの部下にベッドの下へ置かせたのは、サービスじゃ。じゃが、小僧、お前さんはワシからのサービスを手に入れる代わりに、ワシに眠らされてあげるというサービスを提供せねばならんのじゃよ。小僧との勝負、まずは、ワシが一勝かのう。麻酔薬(くすり)は直に、体中に回り、お前さんは眠らされてしまう。ま、ワシは【伝説】の称号を持つ最強の狙撃手(スナイパー)じゃ。小僧が、眠ったものと決めつけて、兵士待機ルームへ戻る。なんて事は、しないがの。ワシは、自分の判断を決して伝わらない、あの小僧へ告げる。
「小僧、隠れても無駄じゃよ。ワシには…」
【A FINE B CONCIOUS】
「これで、わかるんじゃからのう。お前さんが、麻酔薬(くすり)と闘ってて、まだ眠っていないのは、お見通しじゃよ。」
ワシは、腕時計の自分の手前側のベルト部分の表示を一目見て、小僧へ言い放った。ふっふっふ。小僧、ワシはお前さんが眠るまで、ここを動かんぞよ?いい加減あきらめて、素直に眠ったらどうじゃ?小屋の木のベッドでのぅ…。ワシは、小僧へ不敵な笑みを向け、“負けを認めなさい。”と心で言い放ち、その場を動かずに、山小屋の窓の方向へ銃口を向け続ける。銃口を向け続けながらも、ワシの頭の中には1つの記憶が駆け巡っておった。
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