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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

628適当:2013/04/19(金) 18:05:37 ID:g4r8f.Hg
“よし、準備が出来たな。”刀を結び終えた後、床に置いた決闘で用いる武器を拾い上げ、俺は、【伝説】と示された扉へ歩を進めた。歩を進める途中、俺は決闘の相手の言葉を頭の中で再生させていた。

“小僧、お前はワシを倒さない限り、あの部屋には戻れん。”

対戦相手に勝たねば、俺は再びこの真っ白い空間へ戻る事は出来ない。俺は、彼の言葉の再生を続けた。

“お前さんも死ねば、【B DEAD】とワシの腕時計に表示されるぞ?”

俺は、彼の言葉を頭の中で再生している内に、【伝説】と示された扉の前へたどり着いた。【伝説】と示された扉のノブへ手をかけた時、彼の言葉が強く頭の中で響いてきた。

『小僧、ワシとの勝負で表示されていいのは、【A BLEED】だけじゃ。』
「A…BLEED…。」

俺は、彼の言葉を思い出し終え、小さく、本来自分がお互いの腕時計に表示させなければならない事を、小さくつぶやいた。俺は、扉のノブを掴んだまま、扉の向こうの決闘相手へ言い放った。

「じいさん、安心しろ。俺が、ドラグノフ(狙撃銃)でアンタの体を撃ち抜いてやる。俺の銃弾が、アンタの冥土(めいど)の土産だ。」

“俺とアンタの勝負は、どちらかが死ぬなんて事は無い。眠るか、血を流すかのどちらかしか無い。”俺は、自分へも強く言い聞かせ、【伝説】と示された扉のノブをひねり、決闘の舞台へと歩を進めた。


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