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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

612適当:2013/04/19(金) 17:00:27 ID:g4r8f.Hg
「ふ…はっはっは!!お前さん、全然違うぞ?」
「え?じゃあ、何時なんだ?」
「今は、夕方の5時じゃ。」
「5時ぃぃ!?」
「ほっほっほ。驚いておるようじゃのう。」

“そりゃ、驚く。俺の予想よりも二時間もズレがあるとは…。”彼は、自分の答えを耳にした俺が、驚いて目を見開いている様子を笑って指摘した。“くっそ…体内時計は案外いい加減なものだな。”俺は、過去の自分の推測に、心の中で叱責(しっせき)し、彼へ自分が一番欲する物を懇願した。

「じいさん、何とかならないか?時計が壊れたんじゃ、アンタとはもう闘えないかもしれない。」
「ほっほっほ、心配ご無用じゃ。」
「心配…ご無用?」

彼は、俺に首を傾げられた後、左手で軍服の右ポケットから何かの道具を取り出した。俺は、立ち上がって、彼が左手で握る物へ目を向けた。彼が、左手で握っていた物は白色の腕時計のような物であった。“やったぁ!!腕時計が手に入った!!”俺は、成獣(ポケモンが20歳になること)した雄とは思えない程、喜びはしゃぎ出した。

「おぉ!!やったぁ!!」
「ふっふっふ、子供みたいじゃな。」

俺は、彼に指摘されて我に返り、彼から白い腕時計が貰えるかどうかを訊ねた。

「え?ああ、すまない。じいさん、いいのか?そいつを俺に…」
「もちろん。あげる為に、取り出したんじゃよ。いや、言い方を間違えたかのう。これは、ワシとお前さんの勝負に必要不可欠じゃ。」
「は?どういう意味だ。」

俺は、彼の言葉の意味がわからず首を傾げた。彼は、俺に白い腕時計を授けなければならない理由を述べた。

「この時計は特殊でな。まずは、時間とお前さんが監禁されてからの経過日数。変わった所は、このステージへのお前さんの存在とワシの存在との両方が出る事じゃ。」
「え?俺の存在とアンタの存在?」
「そうじゃ。ワシもお前さんと同じ機能が付いた腕時計を付けて勝負をする。ワシがこのステージからいなくなれば、今、お前さんの腕時計に出ている“A”という文字が消えるんじゃ。“A”という文字が出てるか確認してくれんかのう?」


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