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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
608
:
適当
:2013/04/19(金) 16:39:59 ID:g4r8f.Hg
「右へ行って、いあいぎり!!とな。」
「ぐわぁ!!」
俺は、彼の攻撃を受けて彼から、3m離れた所へと飛ばされた。“くそっ!!ならば…ちょっと卑怯だが…。”俺は、素速く立ち上がり、すぐ近くの木へと昇った。彼は、俺が木に昇った所を笑い、右手に持つキセルを口へくわえて、白煙を吐き出し、俺へ“策が尽きたか。”とばかりに言い放って来た。
「ほっほっほ。地上が、ダメなら空中…。森ならではじゃな。」
彼が言葉を言い終えるのと同時に、俺は木の上へと昇り終えた。彼は、俺がいる方向も見ずに、再度キセルを口へくわえて、白煙を吐き出し、驚くべき事を口にした。
「すぅ〜ふぅ…。さて、ワシはここから動かないでおこうか。年も取った。木に昇れる事は昇れるが、疲れるんでのう。体力の節約じゃよ。」
“随分と余裕だな。”
「小僧の攻撃など、見なくても避(よ)けられるわ。小僧が今どこにいるか、大体わかるからのう。」
“俺のいる場所がわかるだと?なら、錯乱させてやる。”俺は、木々の間を連続で飛び移り、彼を惑わし始めた。彼は、俺が音を立てた方向へ目を向ける事なく、そのまま紫煙をくゆらせていた。“よし!!これだけ動けば、もう俺がどこにいるかはわかるハズは無い。”俺は、彼の右ナナメ後ろの木の枝に立ち、音を立てないように、静かに刀を抜いた。“これで、終わらせてやる。”俺は、右手に刀を左手には電流を持たせ、彼へ襲いかかった。だが、彼へは攻撃を当てる事は出来なかった。彼は、俺が木の枝から離れ、飛び降りて来る方向を予言し、俺を草木特有の紐(ひも)で捉えた。
「右ナナメ後ろの木から、奇襲かのう?」
「な!?」
「ほれ、ワシの蔓(つる)…受けい!!」「うわぁ!!うっ…。くそっ…。」
俺は、彼に首をつかまれ、左手に溜めていた電流が消え、右手に持っていた刀を地面へ落としてしまっていた。“くそっ…。急いで電磁波でカウンターしなければ!!”俺は、急いで彼の体を縛れる程の電気を溜め始めた。だが、彼は俺の次の攻撃も予言し、俺の次の攻撃を阻止する為、自らのツタから俺の体力を吸収し始めた。
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