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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

605適当:2013/04/19(金) 16:25:50 ID:g4r8f.Hg
彼は、俺に理由を訊ねられると、すぐには返答せずに軍服の胸ポケットから、キセルとライターを取り出し、キセルを口へくわえて火をつけた。“戦闘前に、タバコか…。俺に勝つのは余裕という事か。”俺は、彼の取った行動を見て“なめられてるな。”とだけ思い込んでいた。彼は、口に含んだ白煙を吹き出した後、俺に理由を告げた。

「ふっふっふ、今までは直接対決じゃったろう?」
「ああ。闘って、バッチを得てクリアという方式だな。」
「ワシとは、間接…つまり、拳を交えずに闘うのじゃよ。」

“間接?なぜ、直接手をくださない?”俺は、彼の言葉を受けて、意味がわからずに首を傾げていた。彼は、キセルを口へくわえて、キセルから取り入れた白煙を吐き出し、言葉を続けた。

「SVD…って知っておるかの?」
「S…V…D?聞いた事はある。俺の記憶が正しければ、そいつはスナイパーライフル。名称、ドラグノフ狙撃銃。」
「そうじゃ。さすが、PIAの子じゃのう。」
「アンタ達のせいで、俺は今ただ監禁された雄(ヤツ)だがな。監禁されてなければ、今頃エージェントとして世界中を股にかけ、活躍する雄になっていたかもしれないのだがな。」

俺は、彼が褒め称えた事に、少し怒った表情で“お前達のせいで、一生が滅茶苦茶だ!!”と言い放つと、年老いた彼は、3本指の内の2本でキセルをはさみつつ、両手で“まぁ、まぁ”という相手を落ち着かせる仕草を取り、話を続けた。

「で、話を続けるがのう。お前さんはSVD、ワシはH&K(ヘッケラーアンドコック)G3SGー1の麻酔銃に改良した銃(もの)を使う。」
「ヘッケラー…、ドイツ製のスナイパーライフルか。」
「そうじゃ、PIAの子だから銃の知識は…豊富じゃな。」

“豊富か…。まぁ、それ位わからなければ、PIA(あそこ)には入れないからな。”俺は、彼の言葉を受けても、何で、普通に闘いたがらないんだ。レベルはこのじいさんの方が上のハズなのに…。”俺は、疑問を抱き、彼へ訊ねた。

「じいさん、待て。アンタの方が、レベルは遥かに勝(まさ)っている。直接闘い続けた方が、良くないか?」

俺が、年老いた彼へ質問を訊ねると、彼は大声で笑い、俺へ理由を述べて来た。


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