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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

604適当:2013/04/19(金) 16:20:53 ID:g4r8f.Hg
“正直に謝ってくれるんだな。このじいさんは、悪い隊員(ヤツ)じゃない。殺気も感じられない。”俺は、彼がまゆをひそめて、少し目線を落とし、申し訳なさそうな表情を浮かべている様を見て、彼の言葉を信じ、彼へ自分がこの場所に来て、一番気になる事を訊ねた。

「わかった。で、一つアンタに聞きたいんだが。」
「なんじゃ?」
「ここは、本当にアンタと闘う場所か?」
「ん?どういう意味じゃ?」

俺の質問を受けて、年老いた者である彼は、首を傾げて俺へ訊き返した。俺は、彼へ自分が今いる場所がなぜ、ありえないのかの理由を告げた。

「鳥の声が聞こえる、嗅覚(はな)を使えば、他の生き物があっちこっちにいるって事がわかる。これは、おかしい。」
「はっは!!おかしくなんかないじゃろう?」

彼は、俺の意見を耳に入れると、吹き出すように笑い、俺へ“それじゃ、理由にはならない。”と告げて来た。俺は、彼へ更なる理由を述べた。

「確かに、番人と闘うステージを作る時、生き物を完全に取り除ける所もあれば出来ないところもある。だが、地上の生き物の匂いがここにはあり過ぎるんだ。アンタに訊く。ここは、俺が闘うステージじゃないだろう?」
「は?いや、ここはお前さんが闘うステージじゃよ。何を言っておる?どうして、違うと思うのじゃ?」

“うん…。特設ステージの特徴がわからないのか?しょうが無い、あの事を話すか。”俺は、彼へ一昨日(おとつい)に、残虐な彼から耳にした事を伝えた。

「俺以外の地上の生き物に、アンタの部下のブラッドって隊員(ヤツ)が気づいた時、“テレポート機能の故障か。”と言っていたんだ。それで、ここもそうなんじゃないかと思ってな。」

俺が理由を告げると、彼は首を二、三度うなずかせて、納得したと返答して来た。

「ほぅ、ほぅ。なる程のう。じゃが、お前さんの予想は外れじゃ。ここが、ワシと闘うステージじゃよ。」
「えぇ!?アンタ、何を言っているんだ!?ここって、どう考えても普通の森だろう!?」
「そうじゃよ。」
「はぁ…。わからない。なぜ俺と普通の森で闘うんだ?理由を…聞かせてくれないか。」


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