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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

602適当:2013/04/19(金) 16:12:44 ID:g4r8f.Hg
俺は、【伝説】のステージへとたどり着いた。【伝説】のステージへたどり着くと、自分以外の生き物の存在を感じる事が出来た。自分以外の生き物の存在といっても、木や葉や花などの植物の事では無い。耳を澄ませば、どこかの方角から小鳥が鳴く声が聞こえ、鼻を動かせば、様々な動物が放つ匂いを感じ取る事が出来た。俺のすぐ近くからは、枯れ葉や土に隠れる虫の匂い。俺の周りに散在している木々から、俺と似たような遺伝子を持つ、げっ歯(し)類に属するリス達の匂いが感じ取れた。“何かの…間違いじゃないのか?他に生き物がいていいはずはない。”俺は、自分以外の生き物達が発する、様々な匂いの存在に驚きつつも、自分がたどり着いたステージに違和感を覚え、首を傾げて“また、アイツが言ってた通り、テレポート機能の故障か…。”と決めつけていた。“ありえない場所へ移動してしまったな”と思いつつも、俺は対戦相手が現れるのを待った。しばらく待つと、最初に感じ取った匂いには、どれもあてはまらない、匂いを放つ者の存在を感じる事が出来た。“やっと、来たか。レベル70の…若い隊員(ヤツ)らを差し置いての、老獣(年老いたポケモン)兵士…。”俺は、正面を見つめ、目の前に現れた対戦相手を目に入れて、静かに心の中で呟いた。俺の前に姿を見せた対戦相手は、小さく微笑み話掛けて来た。

「ようこそ、【伝説】のステージへ。格好を見てわかるじゃろう?この老いぼれが相手じゃよ。ほっほっほ…。」

“うん…。思ってたよりは、悪い隊員(ヤツ)じゃなさそうだ。”目の前に現れた対戦相手とは、森に溶け込むような、溶け込まないような、黄緑色の体色を持ち、森に生えている草々の深緑色に溶け込む色の軍服を着た、一匹のジュカインであった。相手は、自分の事を蔑(さけす)むように、老いぼれと言ったが、相手が言わなくても、見た目でも相手が持つ匂いでも、相手の年齢を判断する事が出来た。対戦相手である、【伝説】の間の番人は、口のまわりと目のまわりにしわを浮かべ、あごには、“枯れた”と主張してしまうような、茶色のヒゲを生やしていた。相手が放つ匂いは、老獣独特の古い細胞の匂いであった。古い細胞の匂いといっても、相手はただ何かの動物に似ているワケでは無いので、枯れ葉の匂いも混じえていた。ハッキリと相手の見た目と相手が放つ匂いを言うならば、植物の遺伝子を組み込んだ年老いたトカゲと言うべきだろうか。


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