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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

594適当:2013/04/19(金) 15:42:15 ID:g4r8f.Hg
試練8 【伝説】


Day 15

俺は、昨日の激しい戦闘の後の、自分の意志以外での眠りから目を覚ました。昨日は、いつも通りに疲れたから眠ったとかではなく、今置かれた目も背けたくなる現状から逃げる為に、現実世界から、今自分が行くことが出来る一番簡単な別世界へ逃げただけである。“よし、よく眠れたな。今、何時だ?”俺は、朝起床の度に行う事を、無意識に行ってしまっていた。

「あれ?あっ…。ああ〜!!くっそ、そうだったな。アイツのせいで、腕時計もハチマキも、アイツのせいで壊れたんだ…。」

いつも腕時計を身につけている右手へと目を向けた。が、そこには機能しない、時刻表示画面が割れた、腕時計があるだけであった。自分の腕に機能しない腕時計が付いている事がわかると、昨日の思い出したくも無い、理解したくも無い、自分にとって一番かかせない道具が壊れたという現実を思い出し、すぐさま理解し、そのまま愕然とした。“時計が無ければ、今の時間が全くわからないじゃないか。はぁ…。”俺はその後すぐに、自分が突きつけられた、目も背けたくなるような現実に気づき、重いため息をついた。“なんとか、時間がわかる方法は無いか。”俺は、時計を身につけていない時に日常で頻繁に行うと思われる方法で、今の時間の推測を行い始めた。

“うん。俺は今、腹が空いているから…。えっと、大体昼前か?”

時計を身につけていない時に、時間を知る唯一の方法は、体に訊くという事である。俺は、意識を集中させ、この方法を用いた。すると、若干の腹の空きが感じられた。“いや、待て。もっと、慎重に計算してみるか。”俺は、再び意識を集中させ、現在の時刻の推測を続けた。

“アイツからは、結構なダメージをもらった。昨日のように、体が十分に体力を回復させたとすると、とっくに半日分の時間は過ぎている。昨日は、9時前に…、9時位にアイツの所へ行き、闘った。アイツとの闘いは、あまり長くは無かったハズ。とすると、おおよそ、夜中の1時前か、1時後かに帰って来た事になる…。”


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