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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

568適当:2013/02/24(日) 14:41:18 ID:Dbksyv72
“はぁ…はぁ…。やっと、意識が戻った。突然、別の俺が出てきて…。”俺は、もう一匹の自分を消し、肩で呼吸をしていた。“あっ…これは…。”呼吸をしている途中に、頭の中に残る記憶を感じ取り、俺はすぐさま目の前の彼へ目を向けた。

「お前!!大丈夫か!!」
「あ…あ…。」

彼は、尻餅を着き、涙で顔をぬらし、体を震わせていた。彼の下腹部へ目を向けると大量の黄色の液体が目に受けられた。俺は、意識が無かった時の記憶を感じ取っていたので、彼が脅えている原因を理解し、彼の肩へ手を置いて彼を落ち着かせ始めた。

「すまない。お前を…こんなに痛めつけてしまって。」
「俺は、た…助かったのか?」
「ああ。もう、大丈夫だ。アイツはいない。」
「そうか…良かっ…た。」

俺が彼へ返事を返すと、彼は恐怖で脅えていた表情を安心した表情へと変え、そのまま気を失い、後ろへ倒れ込んだ。俺は、あわてて彼を抱きかかえ、彼に声を掛けた。

「お前!!しっかりしろ!!大丈夫か!!」
「すー。すー。」

“良かった、息はしているようだ。傷がひどい、手当てをしてやりたいが…。コイツも裏切らせてしまう事になる。それは、出来ない。すまないが、自力で起きて自力で帰ってくれ。”俺は、彼の呼吸音を聞いて安心し、彼の胸についている“λ(ラムダ)”と描かれた、藍色のバッチを手に取り、スーツのポケットへ収めた。“俺には、もうどうする事も出来ない。”俺は、彼が仰向けになり、安心した表情で目を閉じている様を見届け、そばに落ちた刀を拾い、奇妙な森から姿を消した。


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