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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
557
:
適当
:2013/02/24(日) 13:45:48 ID:Dbksyv72
『READY…GO!!』
「行くぞ小僧!!殺してやる!!」
戦闘開始の合図を耳にした彼は、俺へ殺意をむき出しにした目線を送り、俺へ走って向かって来た。“ランチャーヘッドバッドは避(よ)けられる。なら、コイツはどうだ!!”俺は、彼へ駆け出し、彼が俺の元へたどり着く数歩手前で突然立ち止まり、硬質化した尻尾を勢いよく振った。
「返り討ちだ!!カウンターブレードテイル!!」
「この技が、当たると思っているのか?」
彼は、俺の攻撃を見極めて、飛び上がり俺の背後へと回って来た。“なに!?避(よ)けられた…。あんなに走って来ているのに、どうやって。”俺は、彼が自分の攻撃を避けた事に驚いていたが、彼は俺に何の感情も抱かせる隙を与えず、軍服の胸元の専用のホルダーから小さい刃物を取り出し、俺へ切りつけて来た。
シャン
「隙だらけだ!!くたばれ!!」
「当たってたまるかぁ!!」
俺は、素早くバック転を行い、彼の背後からの攻撃をかわし、背中から刀を抜き彼へ反撃に出た。
「一閃。はぁ!!」
「それも当たらんぞ!!」
彼は、俺の抜刀切りにも似た刀の一撃を前足に持つ小さき刃物で防いだ。“今だ!!さすがに、これはナイフで防げるワケが無い。”俺は、彼が攻撃を防いで満足気な表情を浮かべている所で、彼の体を何度も刀で突いた。
「連続突きぃぃぃぃ!!」
「ぐぉ!!ぐふぅ!!」
“よし、これは効いたハズだ。”彼は、俺の急な反撃に対応出来ず、刀の先端の打撃を肩や腹部に何度も受けてしまっていた。俺は、彼が体勢を崩すと予想し、彼を遠くへとばそうと硬質化した尻尾を振った。
「ブレードテイル!!」
ガキン
“は?ま…まさか、これでもひるんでいないのか!?”彼は、俺の硬質化した尻尾を小さい刃物で防ぎ、俺に不敵な笑みを向けて言い放った。
「クク…。小僧、今のは効いたぞ?なかなか痛かった。」
「な!?」
「受けるがいい。自分の技をな!!」
「くそっ!!はぁ!!」
彼は、腰元から別の小さい刃物を抜き、俺が刀を突く持ち方と同じ持ち方を行って来た。“まずい!!あれが来る!!”俺は、彼の次の攻撃を予測し彼が小さい刃物を構えると同時に、素早くバック転を行い距離を取った。彼から、刀が当たらない距離まで移動し終えた俺は、肩で呼吸しつつ、彼を警戒し始めた。彼は、俺が昨日とは違って慎重に攻めている様を、邪悪な微笑みで指摘した。
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