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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

552適当:2013/02/24(日) 13:29:11 ID:Dbksyv72
だが、今となっては、否定する者達の研究の成果から導き出した理論も、“実は違うのではないか”という意見も出始めている。以上に述べた事が、理論を述べても正解には当てはまらない事例の一つである。話が大分それてしまった。そんな事はどうでもいい。話を現実に戻す事にしよう。俺は、過去に得た知識から“寝たら回復するのは、食事を摂ったから当然の理(ことわり)だ。”と判断し、体が今一番欲する事を行う場所へと歩を進めた。歩を進め終え、用意された食事を口へと運んだ。“負けたとすると、殺される…。これが、俺の一生の最期の食事になるのかもしれない。”という事が、頭の中にかすかに姿を見せていたので、俺は自分が定めた時間の許す限り、一口一口味わっていた。いつもよりも、数倍遅い速度で体の中に栄養を浸透させ終え、残す所、あまり口に入れたくは無い、恒例のあの青い液体であった。俺は、青い液体を飲みながら、自分自身の強い決意を固めた。

ゴク…ゴク…
“こんな、マズイ飲み物を最期には出来ないな。”
ゴク…

“いや、最期の飲み物にしてたまるか!!絶対に生きて帰って来てやる!!”俺は、言葉では形容もしたくはない液体を飲み終え、液体が入っていた容器を食事のトレーに置き終えて自分に強く言い聞かせた。“よし、行くか。絶対にアイツを倒してやる。もう誰も殺させやしない。”誰も殺させはしないとは、言っても彼が一体どの位の生き物を殺めて来たかはわからない。であるから、誰もというのは自分も当然の如く含まれる。いや、あんなに血に飢えているのなら、あんなに残虐(ざんぎゃく)な性格なら、彼は、自分が一番欲する事を何かに制限されて生きて来たかもしれない。だから、あんなにも俺を殺したがっているのではないだろうか。だとすると…。俺だけが“誰も”という言葉の対象となるだろう。俺は、彼に“絶対に殺されるものか!!”という思いだけを心の中に宿して中央に歩を進め、刀を背中へと結びつけた。黒いレンズの機械も目に設置し、すべての準備が整え終えたので、残虐(ざんぎゃく)な彼と闘おうと、【闇】と示された扉へ歩を進めた。だが、俺の足取りは決意を固め終えた後だとはとても思えない、重い足取りであった。


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