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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
549
:
適当
:2013/02/24(日) 13:16:59 ID:Dbksyv72
ブン ブン…
「はぁ!!たぁ!!はぁ!!」
右へ左へと、刀を一閃(いっせん)させる攻撃を何度も行った。“連続十字切りは見切られた。新しい刀の連続技を考えなければ!!”俺は、先程よりも右へ左へと刀を一閃(いっせん)させる攻撃を速めた。
ブン ブン ブン ブン…
「はぁ!!たぁ!!はぁ!!はぁ!!はぁ!!…」
何度、左右交互に振っただろうか。気がつくと、俺は全身汗だくになっていた。スーツのすぐ下の自分の肌からは、かなりの熱を帯びている事が感じられた。“休んでいるヒマはない!!勝たなければ、殺されるんだ!!”俺は、極度の疲労にとりつかれつつも、自分にムチを打つように言い聞かせ、俺は刀を横へ向けて構え、体勢を低くして足腰に力を溜め始めた。
「はぁぁぁぁぁ!!」
“よし、たまった!!果たして上手くいくか?”俺は、部屋中に声を響かせながら、足腰に力を溜め終えたと感じ取り、新しい刀の連撃技の技名を叫び、足腰に溜めた力を解き放って、低空飛行で勢いよく前方へ進みながら、左、右へと刀を振った。
「空中十閃(くうちゅうじゅっせん)!!はぁ!!はぁ!!はぁ!!はぁ…」
ブン…スタン
「はぁ…はぁ…。よし、十じゃなくて八ぐらいだったがよしと…するか…。」
九回目横へ刀を振ろうとした時に、地面に近づいたので、俺は刀を振る事をやめて、地面を両手に着き無事に着地を成功させた。着地をし終えた後、激しく呼吸を行いつつも実際に空中に浮いている状態で、横に刀を振る事が出来た回数を言い聞かせ、自分を満足させていた。“これは、アイツもコピー出来るハズがない!!ブラッキーがランチャーヘッドバッドなんて使えるワケがない!!”肩で呼吸しつつも、俺は少しの希望を見出す事が出来たので、喜びの笑みを浮かべた。“一応、他の技も練習しておくか。練習して損という事は無いハズ。”呼吸を落ち着けた後、俺は刀を背中に背負(しょ)う鞘(さや)にしまい、硬質化させた尻尾を前方に進みながら、何度も振った。
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