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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

548適当:2013/02/24(日) 13:11:39 ID:Dbksyv72
だが、俺にはそんな夢のような能力は無い。能力があったとしても、彼女が俺として生きる事を選ぶかどうかである。俺の立場は、監禁される立場である。“命が助かるが、自由の身とはなれない運命”を選ぶか、“殺されるが、少しは自由が利く運命”を選ぶか。俺の推測だが、あの少女なら“いやだ。”と舌を出して可愛らしい表情で拒否の意思を示しそうである。想像して楽しむのもいいが、想像した所で現状が変わる訳でもないので、全く無意味である。話が大分それてしまったので、理想の世界から現実に戻る事にしよう。俺は、“小鳥がさえずっている声が聞きたい”という叶わない願望を、心の中でほんの少し願いつつも、現在の時刻が気になり腕時計へと目を向けた。

チラッ…
【15:00】
「3時だとぉ!?」

俺は、腕時計に表示されている予想の域をはるかに超えた時間帯の表示を見て、現実世界で目を見開き、部屋中に声を響かせて驚いてしまっていた。“3時か…。なぜだ?”俺は、先程願っていたはずの叶わない願望を忘れ、想定外の時間帯に起きてしまった原因を考えた。冷静に考えてみると、一つだけ原因を見つける事が出来た。それは、【闇】の間の番人である彼から受けたダメージが、自分が思っていたよりもかなり大きかったという事である。彼からダメージをもらったとはいっても、彼から受けた技は、【バック転・けたぐり】と【コピー連続十字切り】である。これだけ(まぁ、連続十字切りは結構ダメージがあるが、彼は刀よりも数倍威力が劣る軍用ナイフを使っているので、普通の技と同等の扱いとする。)の技を受けただけで、半日以上も無駄にしなければならない程の休息が必要だったのである。“マズイな…。アイツからのダメージが大き過ぎる…。次に負けると本当に殺されるんじゃないか?アイツは、俺を殺したがっている。アイツは、今度は本気で向かってくるハズだ。”力の差を思い知らされるのは、非常に恐ろしい事である。俺は、食事ルームへと駆け出し、急いで食事を済ませた。食事の後、すぐに中央へ掛け出して戻り、そばに置いてあった刀を拾い、一心不乱に刀を振り始めた。


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