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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

541適当:2013/02/24(日) 12:29:49 ID:Dbksyv72
更に、彼のナイフ攻撃の威力があり過ぎる矛盾点はもう一つある。それは、相手を蹴り上げた時、相手の体を切りつける高さまで飛び上がった時から、切りつけた後に地面に降りる時までの滞空時間が限られているという事である。極僅(わず)かな滞空時間で俺は、攻撃の対象へ、素速く、力強く何度も斬りつける。刀の技を行った後は、自分の両腕にかなりの疲労が溜まる。その為連発は出来ない。二足の俺ですら限られた滞空時間で相手を何度も斬りつける事が容易では無いにもかかわらず、彼はいとも簡単に、俺と同じ事を絶大な威力込みでやってのけたのである。俺に技を行った後、俺の倍以上の疲労が溜まっている前足で、ナイフを持ち俺の喉元(のどもと)へナイフを突きつけた。四足が激しい疲労を伴(ともな)う技の後に、ナイフを握り続けるのは、いくら訓練を重ねても無理だろう。しかも彼は、一本のナイフを両前足で持って行うのでは無く、二本のナイフを用いている。二本のナイフを握る事を持続させるには、相当の集中力と筋持久力を必要とする。重いナイフを一本、一本交互に動かし、攻撃対象の腹部に何度も十字を描くのも難しい。俺は、彼が自分の刀で行う技を真似し、威力も伴(ともな)わせた事の複数にわたる矛盾点を突き止め、刀の刃先に、天井から降り注ぐ真っ白い光が反射する様を眺めながら、首を傾げて自分の推測を呟(つぶや)いた。

「やはり、アイツは何かがおかしい…。異常過ぎる。力だけで、俺の連続十字切りの威力を上回る事は出来ない。これだけは…どうにもならない。」

“まぁ、アイツにとてつもない集中力が無かったとは言えないが、集中だけで発揮できる力の範囲はとうに超えている。”俺は、彼が自分の技よりも威力を上げて、自分の技を真似出来た事を、あごに手を添えて考え始めた。


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