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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

539適当:2013/02/24(日) 12:21:37 ID:Dbksyv72
俺は、暗闇の森から無事に元の部屋へ戻る事が出来た。俺は、この時初めて、この味気ない真っ白な監禁部屋に対し、唯一安らぐ事が出来る空間であったのだと気づかされた。それ程、先程の死闘から来る感情は強く印象に残るものだった。俺は、暗闇の死の世界から、無事生還出来た事への喜びを表すように、胸をなでおろしていた。

「はぁ…はぁ…。ふぅ、無事に戻ってこれた…。あのまま…殺されるかと思ったな。」

俺は、ため息をつき、更に安心感を感じ、目に装着している黒いレンズの機械を取り外し、自分の目に直接安らぎの空間の光景を入れていた。自分を襲う者の存在は無く、自分一匹だけしか部屋にいない事を確認し終え、俺はもう一度安堵(あんど)のため息をついた。自分に少し落ち着きを取り戻させると、俺は【闇】の間の番人であり、規則を無視して俺の息の根を止めようとしていた彼との闘いを振り返った。思い出してみると、いくつかの疑問点が思い浮かんだ。まず一つは、彼がどうして俺の刀での技を、鏡に写したように真似する事が出来たのか。という事である。“ブラッキーって、オウム返しが使えたか?いや、使えないハズだ。オウム返しじゃない…。だとすれば、一体あれは何なんだ?”通常相手の技を真似する技は、鳥獣(鳥ポケモン)に属する者達である。彼は、鳥ではなく兎に属する。この技を行う事は出来ないハズである。これは、万事(ばんじ)の掟(おきて)として決まっていて、努力あるいは、天才肌でどうにかなるものではない。だが、彼はこの技と同じ効果の別の技を俺へ仕掛けて来た。彼が仮に、鳥獣(鳥ポケモン)であったとして、オウム返しが使えると考えても、もう一つ矛盾点が生じる。それは、真似の対象となる技の威力があまりにも大き過ぎるという事である。俺は、彼よりも10もレベルが下。すなわち、彼との力の差は歴然である。俺の技を真似しても、俺にこんなにも大きなダメージを与える事は出来ない。当然だが、彼の方が俺よりも力はある。だが、彼がいくら力を出し切って俺を切りつけても、刀とナイフでは与えるダメージが違い過ぎるのである。


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