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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

528適当:2013/02/24(日) 11:33:36 ID:Dbksyv72
「ふっ、起きれないという事か。なら、帰るか。」
スッ…
「クックック…。」
「は?なんだ…。」
「恐れて逃げるか。見えない所がそんなに怖いか?」
「だ…誰だ!!どこにいる!?」

上方から笑い声が聞こえたので、俺は首を傾げて辺りを見回した。俺は、辺りを見回しても誰も見つける事は出来なかったが、対戦相手の声はそのまま上方から聞こえていた。俺は、“姿を現せ!!”といわんばかりに、勢いよく姿の見えない敵へ言い放った。すると後ろから地面に下り立つような足音が聞こえた。

ガサッ… スタン
「う…後ろか!?」
クルッ
「クックック…。」

“コイツ…俺を奇襲しようとしていたのか!?”俺は、自分の後方からの足音を耳にし、一瞬で体を後ろへ振り向けた。俺が目を向けた先には、暗闇の森の中に溶け込むような黒い色で体を染められ、黒い軍服を着た、一匹の雄のブラッキーがいた。雄のブラッキーの頬には、“×”印のような傷跡も見受けられた。俺は、彼の邪悪な笑いに一つの推測を立てた。彼は、俺を不安にさせるような笑い声を上げ終え、俺に徐々にゆっくりと近づき、俺から数m離れた所で足を止めた。俺は、彼を睨みつけ、彼に、自分の正面から姿を現さなかった理由を訊ねた。

「お前は、なぜ俺に姿を見せなかった?」
「クックック…。バカが。」
「質問に答えろ。」

彼は、俺に質問をぶつけられると俺を邪悪な笑みで嘲笑い始めた。俺は、彼の挑発するような笑いを受けても冷静を保ち、彼に返答を促した。すると彼は、独自(といっても一般的には、想像がつく範囲ではあるが。)の意見を言い放って来た。

「相手が姿を見せると思っている時点で、小僧、貴様の負けだ。」
「小僧?俺は、成獣だ。見た目で判断している時点で、俺もお前の負けだと思うがな。」
「ククク…。まぁいい。貴様も、大体検討がついただろう。俺は、ずっと奇襲を狙っていた。とでも言っておくか。クハハハハ!!」

俺は、彼の意見を耳にし、森中に響かせる彼の不気味な笑い声を耳に入れるも、彼に臆する事なく、彼へ奇襲をかけなかった理由を訊ねた。

「なぜ、奇襲(それ)をやらない?やれば勝っていただろう?自分から、何で居場所を知らせる?」
「簡単な事だ。面白くないからだ。」
「面白くないだと?」

俺が彼へ訊き返すと、彼はまた独自の意見を俺へ言い放って来た。


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