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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

506ぶんぶんまる:2013/02/15(金) 00:54:25 ID:G1XUC6EU
僕は慌てて否定して、流れ的に本題に入ろうとした、ところでまたしても口を塞がれた。

「な、なんだよぉ……」
「こ、コレ渡しにきたのよ……」
 彼女の言葉を聞いて、えっ、と言いながら押しつけられているものを見る。それは、かわいいデコレーションもなく、箱詰めすらされていない、なんともいびつな……チョコレートだった。


 なるほど、そういうことか。
 彼女は料理が苦手だ。手作りなんて無縁だったとしてもおかしくはない。彼女の性格上、僕に必死で作っているところを見られたくなかったから、家で待っているよう頼んできたんだと思う。まったく……本当にかわいいんだから。

「でもせめて包装くらいは……」
「う、うっさいわね! あんたのために一日かけてつくってきてあげたんだからっ、文句言うんじゃないわよ! いらないんならあげないっ!」
「あ、あーッ! すみませんでしたっ、ありがたくいただかせてもらいますグレイシアさまぁっ!」
 顔を赤らめて目をそらす彼女。普段はツンツンしているけれど……だからこそこうしてデレたときがすごいんだよね。さっきみたいなデレデレな彼女もいいけれど……やっぱり、僕はこの彼女が一番、好きだ。

「ありがとう。グレイシアのあいじょうがこもった手作りチョコ、味わって食べさせてもらうよっ」
「あ、愛情なんてこめてないしっ! ……ま、まぁ、喜んだんならそれでいいけどね……!!」
 顔を赤らめて強がる彼女を観ながら手作りチョコが食べられるなんて、僕はなんて幸せなんだろう……。じゃあ早速……いっただっきまー…… あれ?チョコが、消えた?

「ぶっ、ぶらっきーのばかあぁぁッ!!」
「ふえぇぇぇええっ!?」
 彼女がチョコを持っていることに気がついた瞬間、僕は彼女の本気のふぶきをまともに受けていた。なんで? ただ普通に、チョコ食べようとしていただけなのに……気づかない内に何か悪いことしてたのかな?

 彼女はさっきよりも顔を真っ赤にさせて、ひっくり返って唖然としている僕を残して一目散に窓から出て行ってしまった。一体何が……

「あっ」

 そこで気づいた。
 彼女が出て行ったことで、正面の鏡に僕の姿が映っていた。その、ひっくり返った僕の股からは……パンパンにふくれたモノがしっかりと天井をむいてそびえていた……。

 あんな夢を見てしまったんだから仕方がないと言えばそうだけれど……今回ばかりは、僕は自分の愚かさをただただ悔やむばかりだった。


 翌日、あやまりにいった僕が、彼女に氷付けにされたのはいうまでもない。


おしまい

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パソコンを本気で殴ろうかと思った。書いた部分が不具合で一回全部消えました……。おかげでバレンタインすぎてしまいましたね。

ひどすぎる作品、しつれいしました。パソコンの不具合もあって余分にレスを消費してしまい、よみにくくしてしまってすみません。

いちおうですがアンカ貼っときますね。
>>502-503
>>505-506


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