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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

503ぶんぶんまる:2013/02/14(木) 15:32:02 ID:1XLMlND6
※パソコンの不具合で途中書き込みになってしまいました

って何を考えているんだ僕は。こんなことじゃあ彼女に嫌われてしまう。
 僕がするべきことはただ彼女を待つことだけだ。何もせず、こうして座っていればいいんだ、うん。

 目を瞑って深く息を吐く。家のまわりは、何時もにぎわっている街から少し外れたところにあるから結構静かだ。遠くでヨルノズクが鳴く声も聞こえる。僕はその声に聞き入って気を紛らわすことにした。

 ……暫くして、ようやく気持ちが落ち着いてきた。ひとまず彼女と顔を合わせても、いつもの彼氏な自分でいられそうだ。ほっとした僕が閉じていた目を開いたそのとき、玄関のドアを叩く音が聞こえてきた。
 トントントン、と三回。その独特なリズムは彼女のものだった。こんなちょっとしたことにもクセがあるところがまたかわいいんだよね。リア充だなんていわないでくれよ?大事な事なので二回……あ、早くでないとね。

「やぁ、遅かったね。中々こないから、ちょっと退屈しちゃった……よ?」
 ガチャ、とドアを開けて満面の笑みで彼女を迎えた僕は、その姿を見て硬直してしまった。彼女の身体は、茶色くどろどろとした液体でまみれていたからだ。
 状況が分からなくなっている僕の頭の中が、甘ったるい香りで満たされる。そのお蔭で、彼女にかかっているものが何なのかは、すぐに理解する事ができた。

「……バレンタインのプレゼント、もってきたの」
「……え?」
 頭では少しずつ、その意味が理解できている。でも、まさか。彼女がそんなことをするなんて思ってもみなかったからなのか、僕はまだこの展開を認められずにいた。

 でも、彼女にはそんなことはもう関係ないみたいだ。
 彼女はどろどろの身体で、僕を押し倒してきた。甘い匂いが更に強くなって、僕の思考を鈍らせていく。

※用事があるので一旦区切ります、すみません


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