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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

486適当:2013/02/13(水) 22:12:51 ID:5w8OanAg
ゴク ゴク…
トン
「ぷ…はぁ。味は、特に無かったな…。毒では無い。だとしたら“水”だったのか?」
グゥゥン…
「は?」
グゥゥゥン グゥゥゥン…
「何だこの感覚は…。今までより強い電気が出せそうな気がする…。」

俺が体感したある異変とは、体に溜まる電流の限界値が上昇しているように思える感覚だった。その場でじっと何もせずにいると、体の至る所から自分の体に溜まっている電流が、“放出(だ)してくれ!!放出(だ)してくれ!!”と急(せ)かしてくるような感覚までたどり着いたので、俺は試しに、体の電気を勢いよく放出した。

パチン…パチン パチン
「はぁ!!」
バチバチバチ
「う…うぉぉ!?」
パーン ピシュシュイン
「あっ!!な…なんだこれは?」
バチ バチ バチ
ピッシュシュシュ…

電気を放出させると、初めは俺の体の表面で電気が途切れたが、直後に電気が再び俺の体の表面に集まり、方向が散っていた電気達が結束し、最後には俺の体全体を包み込んでいた。“初めて見る、これはバリアーの類か?”俺は、初めて見る光景に驚きつつも、推測を立て、“もし、そうだとしたら好都合だ。これで、アイツの炎は利かない。”と想定し、静かに喜びを感じていた。俺は、体に電気を放出させる事をやめ、中央へと歩を進めた。

スタ スタ スタ
スクッ…カチャン
シュル シュル
グギュ…
「よし、今度は負けない。お前にもう勝ち目は無い。」

中央へ歩を進め終え、置かれていた刀を背中に結び、近い未来の対戦相手に向かって勝利宣言をし、【業火】と示された扉へと歩を進めた。


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