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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

484適当:2013/02/13(水) 22:02:32 ID:5w8OanAg
パシッ
“一気に飲めば大丈夫だ!!”
グイッ
ゴクゴクゴクゴク…
トン
「はぁぁ!!ま…マズい!!マズすぎる!!」
俺は、謎の液体の味を出来るだけ感じないような飲み方を行っていたが、この方法でも謎の液体が醸(かも)し出す味は消す事は出来なかった。謎の液体の味は、色からも想像出来そうにない、脳を直接刺激する途徹もない苦い物であった。“これなら、青いヤツの方がまだマシだ!!”俺は飲み干した後、現実世界で感想を叫び、心の中で謎の液体に批評を出していると俺の体にある変化が訪れた。

シュ…ファァァァ…
「おっ!!」
ファァァァ… シュ
「おお!!痛みが…消えた?まさか…」
チラッ
「火傷が完治してる!!す…すごいな!!」

俺の体に訪れた変化とは、炎で焼かれた為に、少し赤みを帯びていた痛々しい皮膚が、徐々に元の黄色い肌へと戻っていく事であった。俺は直接この変化を見たワケでは無いが、痛みが消えた後に、火傷が消えていたのでそんな所だろう。俺は、火傷が完全に治った事に喜びはしゃぎ出しつつ、スーツを着始めた。

ジィィィ…
スル スル…
「おお!!スーツを着ても痛くない!!」
ジィィィ…
スル スル
ジィィィ…
「あっはっは。こいつはラッキーだな。」

“火傷が治ったから、当たり前の事なんだが…。”謎の液体を体に流し込む前は、炎で焼かれた部分から常に痛みが伝わり、スーツと肌がこすれるだけでも痛みを伴(ともな)っていたので、火傷の痛みが完全に消えた事を喜び、声に出して更に喜びを表現していた。“よし、また行くか。今度は油断しないように…。”体中の喜びを出し切った俺は、【業火】と示された扉へ歩を進めようとしたが、突如急激な疲労に襲われ、その場にうつぶせになって倒れた。

スタ スタ…
「今度は油断しない。必ずか…」
ガクン
「うっ…。」
バタン
「はぁ…はぁ…。はは…、無理は…するなって事か。」
クラ… クラ…
「ブラストバーンを受けたん…だ。あ…た…り前…か。」
カクン
「ZZZ…。」

俺は、抵抗が出来ぬまま、ひざから崩れるように仰向けになってしまい、また極度の疲労を感じ始めたので、自分に言い聞かせ、自分の体に従い【業火】と示された扉の3歩前で眠りの世界へと旅立っていった。


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