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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

476適当:2013/02/13(水) 21:21:00 ID:5w8OanAg
プンッ…
『READY…GO!!』
ボワッ…
「は!?」
メラメラ…

俺は、戦闘開始の合図を耳にした後、戦闘開始の合図を耳にする前の作戦を行おうとその場から離れようとした、だが、いかつい彼女が自ら自分の体を燃やし始めたので、“ブースターって…こんな事…出来たか!?”と目を疑い動きを止めてしまった。彼女は、自分の体を炎で包み上げた後、俺に“とどめを刺す”とばかりに言い放ち、彼女自身が巨大な炎の玉となって俺に向かって来た。

「行くぜ、ガキ。シーアの敵だ!!」
ギュウウウン…
「まさかあれが、フレアドライブか!?」
ギュウウウン…
「くっ、まともに相手してられん!!ここは、退避だ!!」
タタタ…
「あっ!!こら!!逃げんじゃねぇよ!!ガキがぁ!!」
フッ…
タッタッタ…

俺は、いかつい彼女の全身を包む炎を見て“攻撃する際は今の所無い。”と判断し、彼女と逆の方向へ勢いよく駆けだした。後ろから、彼女の声が小さく聞こえたが、俺は全速力を出して彼女から逃げているので、俺の耳には届かなかった。しばらく走り、俺は息を整えつつ、後ろを振り返って彼女を確認し始めた。

タタタ…
キキッ
「はぁ…はぁ…。」
チラッ
シーン
「よし、いないな。一発で勝つ為にも、まずはアイテムを探さないとな。」

俺が後ろを振り返ってもいかつい彼女の姿は無かった。“俺の方が足が速くて助かった…。”俺は、彼女が自分に追いつけていない事に、安心しつつ、自分が宣言した作戦を現実の物とする為、左の方向へ歩を進めた。

スタ スタ スタ…
「おっ!!」
タッタッタ…
「めずらしいな…緑か。」

“緑…。緑は確か回復アイテムだったハズ…。ふっ、これはラッキーだな。”左の方向へ二十歩歩いた所で、枯れた木の隣に、正方形を形取った物がぼんやり見え始めたので、俺は足を速めた。箱までたどりつくと、箱が放っていた色は、火山が放つ赤色に引けを取らない緑色であった。“序盤から、これは助かる!!”俺は、箱の中身を期待しつつ緑色の箱を開けた。だが、箱の中身を見ると、自分の期待を裏切るような物が入っていた。


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