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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

464適当:2013/02/13(水) 20:26:19 ID:5w8OanAg
俺は、広大な池と緑生い茂るステージから、無色の部屋へと姿を戻していた。自分が本来戻るべき部屋の色は確かに存在する。だが、俺が無色と言い切ったのは理由があった。俺がほぼ一日中過ごした場所は、池の水の色、池の周りに生い茂る草の色、そして、【氾濫】の間の番人である彼女がふと空を見上げた時に気付いた、橙色(だいだいいろ)を映(は)やす夕焼けの空と様々な色を奏でていた。周りの景色の色はこれだけと言った所だろう。俺と一日中共に過ごした彼女も様々な色を映(は)やしていた。始めは、俺との再会を幸運に思う喜(きいろ)、次に俺を自分の欲を満たす玩具(おもちゃ)とせんとする悪と対戦相手を恐怖に陥れる畏怖(くろ)、3番目に俺の策に見事にはまってしまい、驚愕し困惑(はい)を見せ、俺の連続攻撃を受けついには降参(しろ)を出してしまう、心の感情(いろ)の変化を見せていた。彼女が映(は)やした感情(いろ)はこれだけでは無かった。俺に質問攻めにされる内に、ついには仲間を裏切り、あげくの果てには、連中に殺されてしまうという恐怖(むらさき)を映(は)やし、俺の気遣いのおかげで再び心に余裕の灯(あかり)をともせ、最後には、俺に本当の思いを伝えるという、真っ直ぐな好意(あか)を映(は)やすという様々な感情の変化(いろ)を俺に披露した。彼女は、自分で映(は)やしたつもりではなかったであろうが、最後に謎(とうめい)を映(は)やす言葉も残していった。透明を色とするかどうかは、議論の余地があると思うが、俺が、この部屋を無色と言った理由は前述の通り、様々な色と感情(いろ)を目に入れたからである。俺は、この無色の部屋に戻った後、中央へあぐらをかいて座り、体を休めつつ、彼女が最後に映(は)やした感情(いろ)を表す謎(とうめい)の言葉について頭を働かせていた。


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