「メニューには他の国の料理が出るんだが、君の所もそうなのか?」
「う〜ん、わからないわね。昨日は、ラザニアだったし、おとついは、カレーライスだったわ。どう?同じ?」
「全然違うな。あっ、パエリアとかピザとかは出ないのか?」
「“What!? Did you eat these!? (ええ!?この2つが出たの!?)”」
「はぁ…。もういい、好きなだけ喋れ。ああ、そうだ。これで俺は、ここがどこだかわからな…」
「“Stupid. I want to take your position.(ああ、坊やがうらやましいわね。)」
「君…本当に発音が下手だな。出身国はどこなんだ?」
「“GERMANY”ドイツよ。」
「ドイツ…。どうりで…。じゃあ、ドイツ語を使えばいいじゃないか。」
「そしたら、坊やに通じないでしょう?“Guten morgen. Wie geht es Ihnen?(おはよう。ご機嫌いかが?)”」
「………。」
「ほ〜ら、やっぱり通じないじゃない。“You can't understand the language GERMANY. OK?(坊やには無理よ。わかった?)”」