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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
438
:
適当
:2013/02/13(水) 17:52:40 ID:5w8OanAg
『READY…GO!!』
“あまり近すぎないように、ある程度距離を置きながら、隙を突いて闘うんだ…。”
タッタッタ…
キキッ
“よし、この位の距離ならアイツの攻撃を見切れ…。”
「ふふふ、坊や慎重ね。でも、その慎重さが…」
ニィヤァァ…
「あだとなるわ。」
開始の合図を耳にしても、俺は以前彼女と闘った時のように簡単には接近せず、ある程度距離を置いて彼女の攻撃を待ち続けた。相手は、いくら強い【氾濫】の番人とは言え、接近戦闘はやはり俺が上なのである。故(ゆえ)に、彼女の攻撃を避(よ)けた後に近づく…。これを繰り返し、自分の技の射程距離まで持ち込む事。これが、俺の作戦であった。だが、彼女は俺に不気味な笑みを向け俺に一言言い放ち、前足を俺の方向にかざして、何かをつぶやき始めた。
「あだと…なる?」
スッ…
「フォーエバー、ウォーターウェーブリング(永久水の波動)。」
「は?フォーエ…」
ポワーン ピシュン ピシュン ピシュン
「うわぁ!?はっ!!うぉ!?」
バッ バッ バッ
ピシュン ピシュン ピシュン ピシュン
「くっ!!はっ!!たぁ!!」
バッ バッ バッ
“なんだこれは!?なんで、こんな連続で水の波動が打てるんだ!?コイツ、何者なんだ!?”俺は、彼女が謎の言葉を放した事に疑問を感じていたが、直後に彼女が、かざした前足に大量の水をまとわせ、波打った輪っか状の水を、“休む暇なんで与えるまい”とばかりに連射していた。俺は、彼女の予想外の必殺技に驚きつつも、高速移動を用いて彼女の攻撃の全てを必死でかわしていた。“くっ…ダメだ。俺の高速移動にも限界がある…。”俺は、彼女に“とどめを刺して下さい”と示してしまうような様を披露してしまっていた。
ピシュン ピシュン ピシュン ピシュン
「ふっ!!たぁ!!はぁ…。」
バッ バッ バッ…
カクッ…
「はぁ…はぁ…。くそっ…。」
「ふふふ、私の作戦に“まんま”と引っ掛かったわね。」
「くっ…くそぉ…。」
「“Can not escape WATERMISAILE.”」
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