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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

400適当:2013/01/17(木) 07:06:54 ID:myYBVV8w
俺は、【雷神】のステージから寝食を共にする部屋へと戻って来た。実際には、こんな何の飾りも無い殺風景な真っ白い部屋でなど寝食なんて共にしたくは無いが、各ステージからの疲れわや空(す)きっ腹、体力の回復、更には技の会得まで出来るのは、今の所この部屋だけである。技を得られるから“まだマシだ”と思うだけで、技の会得が出来なければ、自分のお気に入りの部屋で、寝食を共にした方がマシだと思う程の部屋である。なぜ、こんなに俺はこの部屋に対しての愚痴を叩いているのだろうか。後で気付いたが、先程闘ったステージでステージの番人に挑発されて、(彼女の前では理由があって表に出さなかったが)相当頭に来ていたという事だ。俺は、中央の床を拳で殴り叫び声を上げていた。

ドン ドン
「ああ!!くっそ!!アイツめ!!どこまでも、俺をコケにしやがってぇぇぇ!!」

“何か声を出したらスッキリした気がする…。”心の不満を部屋に響かせると心の中の何かしらわからない霧のような物が晴れ、心地良くなっていくのを感じたので、俺は続けて叫び声を上げた。

「いい気になるなよ…。もう、二度と俺とセックスなんてさせるかぁぁ!!次だ。次は必ず、撃ちのめしてやる。」

“今日は、新技の不発のせいでリズムが崩れた。更には、アイツが予想外の投げ技返しもして来た事で負けてしまっただけだ。おっ、なんか冷静になって来たな…。”再び心の叫びを表に出すと、俺を怒らせる原因が完全に姿を消した。代わりに、俺の頭へ入って来たのは、“冷静に物事を考える”というものであった。“そうだ…。ヘッドバッドを完璧にしなければ!!まずはそれからだ。もう勝ちは見えている…。”俺は、自分の一番やるべき事を考え出し、自分へ予定を言い聞かせた。

「今日は、ダメージが少ない…。今の時間は…。」
チラッ
「昼の2時…。腹は空いていない。体力の補給も必要無い。よし、行ける!!1時間、2時間で技を完璧にして、もう一度…。」
グゥゥゥ…
「………。」

“結局、腹は空いているな…。”俺は、いざとばかりに移動を移そうとすると、前言撤回を求めるように“ウソをつくな!!”と自分の空きっ腹に言い放たれた。“仕方ない…。食べてからだな。”俺は、やむを得ず食事ルームへと歩を進め、用意されていた食事を摂った。


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