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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

358適当:2013/01/17(木) 03:39:07 ID:myYBVV8w
シャキ…
パクッ
モグモグ
ゴックン…
「ふぅ〜。パエリアの美味さについあの事を思い出してしまった。これがまずかったら…どうだっただろうな。」
チラッ…
「うん?この泡は…。この泡は、もしかして炭酸か!!」

俺は、独り言を呟き、自問自答を行い、過去のなつかしい思い出に浸り終えると、トレーに乗せられているグラスへと目を向けた。グラスの中身は、紫色の小さな気泡を含む液体が入っていた。俺は、自分の大好物を目の前にして、これが何であるかも確認せず、興奮してつい口へ運んでしまっていた。

パシッ…
ゴク…ゴク…
トン
「ぷはぁ〜!!美味い!!美味すぎる!!な…何なんだこれは!?」

俺は、紫色の小さな気泡を含む液体が入ったグラスを強くつかみ、一気に飲み干して、あまりの美味さに部屋中に感想を響き渡らせていた。紫色の小さな気泡を含む液体は、自分の予想した通りの炭酸飲料で、葡萄の芳醇な香りと味の中に、レモンの酸味が加わった非常に美味な飲み物であった。“何で、こんなに美味い物を飲ませてくれるんだ!?俺は、本当に監禁されているのか!?”俺が、満足と興奮を感じ始めた途端、俺に予想もしなかった事が起こり始めた。

「まるで、監禁されていないみたいだ。監禁されているのに、それを全く感じさせない程の…。」
クラッ…
「うっ…。」
ユラァ…
「うっ…。くそっ…、これは、アルコールか!!」

俺を襲ったのは、意識を飛ばされるような、強烈な酔いであった。“しまった!!炭酸に興奮して、安全かどうかの確認をするのを忘れていた!!”まるで何者かに、自分の中から意識という形の無い物を形があるように、つかみ取られ、取り上げらられていく感覚に陥っていた。

クラッ…クラッ…
「く…そぉ…。は…め…られた…。これじゃあ…もう闘えない…。」
バタン
「はぁ…はぁ…。ダメだ…。もう…限…界…だ。」
スゥ…
「ZZZ…。ZZZ…。」

俺は、監禁した連中の悪意に侵され、意識が朦朧(もうろう)とし、全く抵抗が出来ない、強烈よりも更に強い。言い表せない程の睡魔に襲われ、自分の意志とは関係無しに、強引に眠りの世界へと旅立たされてしまった。


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