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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

350適当:2013/01/17(木) 03:02:15 ID:myYBVV8w
試練5 【雷神】

Day9 【16:00】

俺は、少女の姉との戦闘の疲れを、一時の休憩によって回復させ、その場から立ち上がった。食事ルームには、既に昼食が用意されていたらしく、食事ルームがある方向からは、俺の鼻をくすぐるようないい匂いが漂って来た。“食事を取る前に、まずはバッチをはめてからだな。”俺は、自分の計画通りに事を運ぼうと、第一の目的地へと歩を進めた。

スタ スタ スタ
「零下…、μ(ミュー)…。これだな。」
カチャリ
ブー ブー
カッシャン…

俺は、幻想のすぐ近くにある9つのくぼみがある装置へとたどり着くと、手に握っていた“μ(ミュー)”と描かれた灰色のバッチを、【零下】と示されたプレートの下のくぼみへとはめ込んだ。するとすぐに、…もう言わなくてもいいだろうか…。【氾濫】の扉、【光】の扉、【若葉】の扉の時と同様に、大きなブザー音が何も面白みもない真っ白な部屋に響き渡り、【零下】と示された文字が【達成】へと変化し、同じ方向から、鍵をかけるような音が鳴り響いた。“確認しなくてもわかる。同じ事だ…。”俺は、【零下】の扉のノブの下のプレートの表示が【OPEN】から【CLOSE】に変わった様を見届けずに、9つのくぼみがある装置から離れ、先程、自分の花をくすぐり、自分を“こっちへ来い”と誘うような、いい匂いを放つ方向へと歩を進めた。

スタ スタ スタ…
ピタッ
「あ!!こ…これは!?」

俺は、食事ルームへたどり着き、用意された食事へと目を向けると、驚いて声を上げてしまった。トレーに乗せられていた、大きな皿に盛りつけられていた料理は、黄色く染まった米を下にしき、その上に細長い貝やら、真っ赤なエビやら、真っ白なイカやらの魚貝類が乗っていた、日本ではそこそこなじみのある料理かつ自分も見覚えのある料理であった。俺は、大きな皿の中身を見て混乱を表すかのように、頭を抱えて小さく独り言を呟いた。


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