したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

348関東のどこかに住む作家:2013/01/14(月) 15:24:54 ID:dm29eReA
「雪だーーーーーー!!」
あたり一面に積もった雪を見て大はしゃぎするガーディ。
「子供ね……」
その様子を家の中、こたつから眺めるチョロネコ。
「ロッコ! 一緒に外であそぼーよ!」
窓を開けてガーディはロッコもといチョロネコに呼びかける。
「やーよ。昔からの童謡にもあるじゃない。猫はこたつで丸くなるって」
「えーー!! いいから遊ぼうよ!!」
「やだ。ガンバ一人で駆け回ってなさい。はら、早く閉めてよ。寒いんだから」
ガンバはしょんぼりし、興奮から振り続けていた尻尾を垂れ下げた。しかし彼にある考えが浮かんだ。
「そうだ!! ねぇ、雪合戦で勝負しようよ! ロッコが勝ったら前から欲しがってた金の玉をあげるよ! でも僕が勝ったら言う事なんでも一つ聞いてもらうよ!」
「え……本当? それならやってもいいわよ」
欲しい物の言葉につられロッコは外に出る。
「さ、寒いわね……」
「いっくよー!!」
(フン……、4足歩行の彼が素早く雪玉を作れるのかしら? 私は2足歩行ができるし、金の玉はもらったわね)
自信満々のロッコ。
「じゃあさっそく始め「えーい!!!」
ロッコが雪玉を作ろうとしたその時、どこからか雪の大玉が転がってきた。ごろごろとロッコめがけて迫り、ついに直撃した。
「きゃああああ!!!」
「やったーー!! 作戦成功!」
いつの間にかガンバは周りより少し高い所にいた。どうやら既に大玉の準備はできていたらしい。それでロッコを欲しがっているもので誘い、雪合戦で指定しぶつける……。
正直雪合戦と呼べないものだが一応ガンバの作戦勝ちである。
しばらくして、崩れた雪の大玉の中からロッコが顔を出した。
「ひ、卑怯じゃないの! うう……寒い……」
ロッコは雪の中から出て体を震わせた。
「まあ勝負だし! それより約束聞いてもらえるよね?」
「な、何なのよ?」
「まあ寒いし家の中に入ろうか!」
二匹は家に入った。

「だ、ダメよ私たち姉弟なんだから……」
「今日はパパもママも帰ってこないから大丈夫! ほら、何でもいうこと聞かないといけないの! それにもう4回もしてるでしょ?」
「わ、分かったわよ……」
しぶしぶ布団の上に仰向けで転がるロッコ。
「じゃあ、僕の金の玉をプレゼントするよ! 受け取ってね!」
勢いよくロッコに飛び乗るガンバ。
とある雪の日の小さな出来事である……。


最後まで読んでくださった方に
今日私の住む地域が大雪なのでなんとなく作ってみました。雪って普段降らないとテンション上がりますよね?2匹のこの後は想像にお任せします。
さて、早く作品作らなければ…。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板