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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

339適当:2013/01/01(火) 18:33:27 ID:5FhSUy8c
「師匠…。やっぱりダメです。」
「ん?どうしてなんだ?」
「狼に生まれ変わってしまったら、グラエナ達の気持ちを無視する事になってしまうからです。」
スタ スタ…
「え?師匠、ちょっと!!近いで…」
チュッ…
「す…って…。」

レオから自分に従えない理由を聞いたソルは、何も言い返さず、彼に近づき、彼のほほにそっと唇を当てた。彼が一瞬、何がなんだかわからず混乱して固まってしまう中、彼女は、彼を見つめ静かに口を開いた。

「レオ、私は君が好きなんだ。君とこれから一生を過ごそうと思っている。」
「俺と…一生?」
「ああ。わかるな?君を私の“愛する雄”として正式に認めたいんだ。私は、グラエナなんか愛する雄にはしたくはない。私が愛したのは、私の初めての友であり、弟子であり、誇り高き“狼”の君なんだから。」

ソルは、レオに胸の内を全て伝えた。彼は、彼女が微笑みを向けているも、目は真剣であると感じ取り、彼女へ微笑みを向け、感謝し、彼女の行為を受け入れる。

「ふふ。ありがとうございます。わかりました。俺を…もう一度、狼に生まれ変わらせて下さい!!」
「よし!!よく言った!!ぐっす…あれ?私は…何で泣いているんだ?」
チロ チロ
「は…。」
「師匠、もう泣かないで下さい。もう、俺はどこ(あの世)にも行きませんよ。あなたと…今生をずっと一緒(とも)にします。師匠が泣いたら…俺まで悲しくなってしまいます。」
「レオ…。」

レオは、ソルの涙を舌で拭い、彼女へ言葉を紡いだ。彼女が、彼の名を呼ぶと、彼は、彼女に満面の笑みを向け、彼女の激励を行う。

「笑いましょう!!師匠、今は悲しい時ですか?つらい時ですか?」
「レオ…。すんっ…ごめん。そうだな!!泣くなんて…私らしくもない。」
「そうです!!それですよ!!俺は、師匠の泣いている姿を見る為に転生したんじゃありません!!あなたを守り…あなたのそ…」
「うるさい。さっさと来い。」

レオが、ソルへ次の言葉を紡ごうとした時、彼女は既に泣き止んでいた。彼女のあまりの変わりように、彼は驚き、声を上げる。


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