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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

322適当:2013/01/01(火) 16:58:44 ID:5FhSUy8c
「くっくっく…。穴場だな。」
「えへぇ。どうしたんですか?こんなにニヤニヤして。」
「レオよく聞け。モモンはな、“めった”に見る事が出来ない程の人気がある木の実なんだ。実をつけた瞬間に、“無くなってしまう”程のな。」
「ええ!?ご…ごめんなさい!!採ってこれば…良かったですか?」
「いや、いい。 はは、すごいラッキーだな。この事は、誰も知らない事を祈ろう。私も、1、2回しか食べた事はないからな。」

レオは、ソルから真実を聞いて驚き、彼女へ申し訳なさそうな表情を浮かべて、小さくつぶやいた。彼は、彼女のつぶやいた言葉を聞いて驚き、興奮して彼女に訊ねる。

「師匠もですか!?そんなに美味しいんですか?」
「ああ。甘くて、“とっても”美味しいぞ〜。私が、大好物にしているカゴの実が、仕方なく大好物にしているって思える程にな。」
「うわぁ〜!!食べてみたいですねぇ〜!!あっ、採って来ましょうか?」
「採って来るな。私は、もうお腹いっぱいだ。木の実も一応生き物の一種なんだ。食べきれないのに採るのは、君が食べられないのに殺したウサギと同じ事だ。」

ソルは、レオの行動を抑止して命を頂く事に関して説いた。しかし、彼はよほど味が気になるのか、彼女へ自分の意志を強く伝える。

「でも食べたいですよぉ〜!!」
「だったら、まだ残っているそこの木の実を食べろ。」
「あっ、いえ、腹八分目位が丁度いいので。」

“腹八分目がいいって言っているのに、ふざけているな…。”ソルは、レオの意見を聞いて軽い脅しをかける。

「はぁ〜ん。君、ふざけているな?お腹を満たさなくてもいいって言っているのに、モモンは別腹か。かまいたちをぶつけるぞ?このバカ弟子め。」
「じょ…冗談ですって!!わかりましたよぉ〜!!言うこと聞けばいいんでしょ!!聞けばぁ〜!!」
「ふん、それでいい。尊い命を粗末にするヤツは、たとえ弟子と言えど容赦はしない。君が意識を乗っ取っている蛮犬が、たくさん技を持っていると思うなよ?かみつくと頭突きとほえるがメインの“野蛮”な生き物だからな。私には逆らわない方がいい。」
「あはは、わかっていますよ。あっ、技の方じゃなくて師匠が強いって事ですよ?」

“私が強いってわかっていたのに、あの時無茶をしたのか…。コイツ、どうしてくれようかな。”ソルは、レオから胸の内を聞き出せたので、彼へ意地悪気に訊ねる。


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