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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

321適当:2013/01/01(火) 16:52:32 ID:5FhSUy8c
「う〜ん。」
「レオ、オレンから食べてみろ。」
「オレン?」
「その青色のヤツだ。」
「わかりました。」

レオはソルに従い、緑色の隣にあった青色の木の実を、試しに口へ含み始める。

カプッ…
キシュッ
ジュワァァァ…
「!!」
モグ モグ…
ゴックン
「お…美味しいです!!果物が…こんなに美味しかったなんて!!」

レオは、口に広がる甘酸っぱい濃厚な味に驚き、ソルへおもわず感想をぶつけてしまっていた。彼女は、赤色の木の実を食べ終え、彼に相槌を求める。

ゴックン…
「はぁ〜、美味しい…。な、言った通りだろう?君は、もう木の実しか食べられなくなってしまったんだ。」
「その通りのようですね。この緑色もなかなか美味しいです。」
「チーゴが好きって…君、変わっているな。」
「不人気なんですか?」
「不人気も何も、オレンの美味しさを味わった後に、こんな苦い実を食べたくはないな。食べるなら、オボンの実を食べた後か、モモンの実を食べた後か…。」

ソルは、レオが緑色の木の実を好んで食べている光景を、首を傾げて見つめていた。彼は、彼女から本来の食べ方を聞くが、木の実に関しては全くの無知であったので、彼女におもむろに訊ねる。

「オボン…。モモン…。って何ですか?」
「そこにある黄色いヤツがオボン。モモンは残念ながら、君は採ってきてはいない。」
「どんな色をしているんですか?」
「桃色だ。」
「うん?あっ!!」
「え!?どうかしたのか?」

ソルから木の実に関しての情報を得たレオは、何かを思い出したかのように声を上げた。彼女は、後の様子を見て驚き、彼へ訊ねた。彼は、興奮して彼女の質問に答える。

「俺見ましたよ!!その…確か北へずーっと行く途中に、沼の近くにあった木に実(な)っていました。」
「え!?本当か!?」
「はい。って、どうしたんですか?」

レオは、ソルがあまりにも驚いていたので、彼女へ理由を訊ねた。彼は、木の実に関してからっきしだからわからないが、その桃色の実がある木が見つかった事自体が珍しいのである。なぜなら、その桃色の実はポケモン達に最も人気があり、実をつけた直後に、なくなってしまう程の人気がある木の実であるからだ。その事を知っている彼女は、しめしめと笑い、彼へ真実を話す。


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