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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

318適当:2013/01/01(火) 16:34:17 ID:5FhSUy8c
次の朝…

トントン トントン
「師匠、師匠。」
「すーすー。」
「師匠、師匠ってばぁ〜。」
「う…、もう少し…寝かせてくれへぇ…。すーすー。」

ソルは、寝言でレオの行為に対し、自分の要求を小さく唱えた。彼は、何度も呼びかけ、何度も体を揺すったが、彼女がなかなか起きないので、自ら考えた最終手段へ行動を移す。

「起きないなぁ…。ちょっと、ひどいけど…。」

パン パン
「いったぁー!!」

“あ…、やば…。これ怒られないかなぁ…。”レオの頭の中には後々になって、後悔という二文字が浮かび上がって来た。彼の考え通り、彼女は、彼に打たれたほほをさすりながら、彼を静かににらみつける。

サス サス…
ジロ…
「あ…。あはは、師匠…おはよ…」
「こんな起こし方があるかぁー!!馬鹿者がぁー!!」
ゴン
「いったぁー!!ず…ずつきって!!」
「黙れ馬鹿弟子が。こんな起こし方、親にもされた事ないぞ?」

どうやらソルは、レオに手荒な起こし方をされて不機嫌らしい。彼は、彼女に額を勢いよくつかれて、あまりの痛さにその場に仰向けになり、悶(もだ)え始めた。しばらくたって、ようやく彼は立ち上がり、彼女へ反論を唱える。

スクッ…
「だからって…こんな強く頭突きは無いでしょうがぁー!!」
「しつけだ。雄ならともかく、私はこれでも雌。女の子なんだぞ?女の子にこんな起こし方をするのか?」
「え?師匠ってもう、お…」
「なんか言ったか?」
「言ってません。すみませんでした。」

ソルは、レオの意見を受け入れはせず、“お前への調教だ”と言い放ち、彼へ質問を行った。彼は、彼女の言い分に対して首を傾げ、彼女へ反論を行おうとしていたが、彼女に再びにらみつけられ、すぐに、意見の訂正を行った。彼が、反省したように下をうつむいていると、彼女の方から奇妙な音が聞こえる。

グゥゥゥ…
「はぁ…。君を叱ったせいで、腹が空いてしまった。レオ、罰だ。朝ごはんを用意するんだ。」
「ふふふ。」
「何がおかしい?また頭突かれたいのか?」
「いえ、もう既に終わっていますよ。」
「え!?」

レオは、余裕の笑みを浮かべて、ソルへ“朝食の用意は既に出来ている”と言い放った。彼女は、彼の言葉を聞いて、あまりに予想外だったのか、目を見開いて驚きの表情を浮かべていた。彼は、彼女に採ってきた木の実を見せる為に、その場で立ち上がり、洞窟の方へと彼女を案内する。


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