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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

314適当:2013/01/01(火) 16:12:16 ID:5FhSUy8c
「ふふふ。驚くと思いますが、群れで行動せずいつも一匹でいて、グラエナというよりも“狼”に近い生き物だったらしいです。」
「群れから外れるグラエナ!?」
「はい。それでいて、他のグラエナ達の言うことは聞かずいつも“ボーっと”している役立たずな雄だったらしいです。」
「グラエナ…じゃないなそれは。」

レオから話を聞いたソルは、驚き呆れた表情を浮かべた。彼女の反応を見届け、彼は話を続ける。

「あはは、そうですね。らしくないといえば、らしくないです。閻魔大王様に、“グラエナに転生したいのはわかった。だが、どのグラエナにするんだ?今、いるのはエル、ラージ、スール、サム、ラエド、グランだぞ?お前がグラエナ達を殺しすぎたせいか、今、成長した雄は6匹だけだ。”と言われまして。」
「はぁ、それで?」
「俺は正直、誰に転生していいのかわかりませんでした。下手をすれば、師匠に会いに行っただけで仲間のグラエナから仕打ちを受けるかもしれない。そこで俺は、グラエナ達に相談したんです。“師匠に会いたい。何か都合の良い雄はいるか?”と。そしたらグラエナ達は、“そうだな。俺達も再び死にたくはない。転生は二度も出来ない。今度は死んだら、確実に地獄へ行くしか道は残されていないから、教えてやる。”って、彼達に似つかわしくない事を言われまして。」
「いや、ただ地獄が嫌なだけだろう。“親切心”なんかじゃない。あくまでも、自分達中心に物事を考えたんだ。」
「それでも、俺は嬉しかったです。そしてグラエナ達は教えてくれました。“グランにしろ。グランは群れから外れて、何もせずに1日中ボーっとしている、生きた屍(しかばね)みたいなヤツだ。こんなヤツくれてやる。エルは次のリーダー候補になっているハズだ。エルは俺に、動物をいじめるのはやめろ。そんな事して何になる?と言って、俺達の悪事を止めようとしたこともあった。他の雄達も、エルの考えを支持するいいヤツらだ。”と。」
「あっはっは!!おかしな話だ!!悪いグループと善いグループに分かれていたワケか!!」

ソルは、レオから憎き敵の裏事情を知っておもわず吹き出した。彼は、彼女が腹を抱えて笑っている様子を見届けつつ、結論を述べる。


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