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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】
313
:
適当
:2013/01/01(火) 16:03:21 ID:5FhSUy8c
「ありがとうございます。師匠にこんなに喜んでもらえるなんて、これ以上の幸せなんかありません。」
「ほめ過ぎだ。照れるじゃないか。」
「ふふふ。師匠とやっとこれからって時に死んでしまったんですよ?転生以外の選択肢なんて選びたくもありません。雄の狼か、この姿に転生出来ないなら、“魂を消して下さい。”って言った事でしょう。」
「そ…そこまでなのか!!」
「はい。これは別にお世辞とかじゃありませんよ。これが、俺の決断です。」
ソルは、レオの言葉を聞いて顔を赤く染めつつ、驚きながらも、彼の顔を見つめ“甘えさせて欲しい”と言わんばかりに彼に要求し、行動に移す。
「ふふ。そこまで言うなら、ちょっとそこへ仰向けになってくれ。」
「へ?わかりました。」
コロン
スクッ…ポフン
「うわぁ!!師匠…何してるんですか!!」
ソルの要求とは、“レオのお腹を枕がわりにして眠りたい”という要求だった。彼は、彼女が素直に見せた“甘えたい”という欲求を見て驚き、彼女へおもむろに訊ねた。彼女は、彼のお腹に頭を乗せて、彼の顔を見上げながら、彼の質問に対して“愚問である”とばかりに言い放つ。
「はぁ…、温かくて気持ちいい…。何って、君のお腹を枕替わりにしているだけだが?」
「ちょっと、重いですよ…。隣で寝てくれませんか?」
「ダメだ。君は、勝手に死んで私に随分と長い間をさみしい思いをさせたからな。私が、どれだけ絶望の淵(ふち)に追いやられたと思っているんだ。このバカ弟子め。」
「あはは。じゃあ、いいです。甘えさせてあげます。師匠って意外と甘えたがり屋さんだったんですね。」
レオに指摘されたソルは、顔を赤く染め上げながらも、照れを隠すように彼へ言い放つ。
「う…うるさい!!甘えているんじゃない!!これは、君への罰だ。」
「随分と優しい罰ですね。まぁ、いいです。それよりも、このグラエナが、生前どんな雄だったか知りたくありませんか?」
「ふふ、どうせ同じだろう?いい、聞きたくない。」
「ところが、そうでも無いんですよ。」
「え?」
ソルは、レオの質問に対して自分の考えを述べ、否定の意志を示した。だが、彼から返って来た答えは、“YES”ではなく“NO”のほうだった。彼女は、自分が予想していた答えが違うという事に知り、驚いて目を見開いた。彼は、彼女の反応を見届け、この姿の元の主の特徴を述べる。
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