したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

312適当:2013/01/01(火) 15:57:56 ID:5FhSUy8c
「グラエナ達の頼みは、“俺達の魂とお前の魂を混ぜて、仲間の内の一匹の意識をのっとってくれ。”というものでした。俺は、彼達の頼みをを聞き入れ閻魔大王様のお言葉を聞きに行きました。」
「考えもせずに、即答か。」
「姿が似ていましたからね。それに、成長した雄がたくさんいますし。敵(かたき)とは言え、背に腹は変えられません。」
「…まぁ、いい。続けてくれ。」
「はい。わかっているとは思いますが、閻魔大王様の答えは“天国か転生かどちらかを選びなさい”というものでした。もちろん転生。そして俺は、閻魔大王様にグラエナ達の言い分を通すように説得しました。」
「閻魔大王様に“はぁ?”って顔をされただろう?」

ソルに笑いながら指摘されたレオは、“当てられてしまった。”と言うような表情を浮かべて、彼女へ苦笑を混ぜて質問に答える。

「はい。師匠の言うとおり、“仲間を殺し、お前を殺した相手と同じ種族に転生したいのか?”って言われました。俺は、“それでも構いません。グラエナ達の魂で、グラエナの体の型に合わせ、意識は俺の魂でコントロール出来るようにして欲しいんです。って言ったんです。」
「見事に通ったんだな?」
「はい。最初は、“雌の狼に転生しなさい。この者を地獄行きから救ってやる事なんてない。”と断られましたが、グラエナ達も必死に閻魔大王様に“お願いします!!地獄で罪を償い続けるよりも、レオの魂の一部となって現世で善い行いをして、罪を償いたいのです。”って頭を下げまして。閻魔大王様は、彼達の言い分を通す事にしたのです。」
「そして、意識をのとって今に至る…。」
ギュウ
「良かった、嬉しい。君が、天国に行くという選択じゃなくて、転生を選んでくれて。」

ソルは、レオからこの世にこの姿でいる理由を聞き終えると、口元をほころばせ、静かに呟き、彼を抱きしめて、彼に素直な感想を述べた。彼は、彼女の背中に前足を回して、彼女を抱きしめながら、彼女へ感謝の意を伝え、自分の強い意志を言い放つ。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板