したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

310適当:2013/01/01(火) 15:47:36 ID:5FhSUy8c
「そうですね、続けます。師匠の言うとおり、グラエナ達にも“お前が地獄になんか落ちるワケがないだろ?天国行きに決まってる。嫌われ者のアブソルと一緒にいてあげて、それでいて俺達に立ち向かったんだからな。しかも一匹で。あの時、勝てると思ったけど、負けちまったな。お前を見くびりすぎた。俺達よりも体が小さいのに、どの技も強力で…。つい死んでしまったよ。お前は勇気があって、強い。お前のようなヤツに殺されて良かった”って。」
「結局、私の言ってた通りだったな。随分とベタぼめだな。自分達を殺した相手をほめるのか、あの“野蛮”で“卑怯”な犬共は。」
「まぁ、そう言わないで下さい。俺は、彼らのおかげでこの世に戻る事が出来たんですから。」
「は?どういう事なんだ?」

ソルは、レオの言葉を聞いて思わず訊き返した。レオは、自分がこの世に戻って来れた理由(わけ)を話し、さらに話を続ける。

「実は、グラエナ達の魂を使ってグラエナの体に転生したんです。俺は狼ですから、そのままでは転生出来ない。体の型が合わないので、当然、魂の型(かたち)も合いません。」
「え?そんなルールがあったのか?魂は変幻自在だと思ったんだけどな。」
「そうでも無いらしいです。俺は転生するとすれば、狼の赤ちゃんか、狼の意識をのっとるかのどちらかしかありませんでした。」
「意識をのっとる…。随分と恐ろしい話だな。」
「え?て言っても、俺がそうですけど。」
「あ…。」

ソルは、レオの発言の後半部分を聞いて普段の彼女からは想像出来ない、体を震わせ、何かに怯(おび)えるような表情を浮かべた。彼は、彼女の様子を見てきょとんとした表情を浮かべて、彼女へ“じゃあ、目の前にいるヤツはなんなんだ?”とばかりに言い返した。彼女は、彼に指摘されてあっけにとられた表情へ変化させていた。彼は、彼女の表情の変化を見届け、微笑み話を続ける。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板