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【妄想爆発】チラシの裏【大上等】

307適当:2013/01/01(火) 15:24:50 ID:5FhSUy8c
「ごめんなさい。ですが、あの時俺が、“師匠覚えてますか?俺はレオです。”って言っても、余計に師匠を怒らせてしまうだけでしょう?だから、段階を踏む必要があったんです。とは言え…あんなに周りくどい言い方をしてすみませんでした。最初から…最初から“オオカミ”という言葉を入れれば良かったですね。」
スッ…
「ぐっす…。あはは、なんだそうゆう理由だったのか。そうだな、今のお前は私の敵となっているグラエナだ。そんな事を口走ろうもんなら、お前を殺していたかもしれない。」
チロ チロ
「あっ…レオ?」

レオから謝罪まじりの理由を聞いたソルは、涙で顔を濡らしながらも、嬉しく微笑み、泣き止ませてもらっているにもかかわらず、彼に恐ろしい言葉を言い放った。彼は、彼女の返事を聞き終えると、彼女の濡れたほほに舌を滑らせて涙を拭い、彼女を不安にさせるような言葉を、笑いながら言い放つ。

「あはは。そうですか、恐いですね。まだ死にたくないので、俺、もう帰ってもいいですか?」
「あ〜ん!!帰るなぁ〜!!また、ずっと一緒にいてくれよぉ〜!!」
ギュッ
「そこまで言われたら、もう帰ることは出来ませんね…。って、冗談ですよ。帰るわけないじゃないですか。俺も、あの時師匠を見つけて、言葉を介さずに“師匠〜!!”って呼び止めて駆けつけたかったんですから。」

ソルは、レオから突き放されるような言葉を耳に入れると、楽しみを奪われた子供のように、だだをこねるように彼へ懇願した。よっぽど、離れたくなかったのか、彼女は彼を逃がすまいとばかりに抱きしめ、彼の胸に再び顔をうずめた。彼女の甘えるような返事を聞いて、彼は最初に仕方ないという態度を示すような言葉を述べたが、その直後にすぐに否定し、自分の胸の内を明かした。彼女は、彼の胸の内を知って嬉しそうに微笑み、彼がこの世に再び戻る事が出来た理由を訊ねる。

「ふふ。結局、君も私と一緒にいたかったんだろう?私にもう一度甘えたかったんだろう?」
「いえ、俺はもう立派な雄の狼です。アナタをもう一度守りたいという思いで胸をいっぱいにしています。」
「そうか。嬉しい…。ところで、どうやって戻って来れたんだ?生まれ変わりは…普通は赤ちゃんからだろう?」
「そうですね、確かに信じられない不思議な話です。じゃあ、今夜の満月を見ながらお話致します。」

レオは、ソルの素直な感想と質問を耳に入れ、彼女の意見へ同意し、彼女へ話す。


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